元MLB名捕手の“ヤバい意見”に反発! 米司会が大谷翔平とボンズの比較論に持論「ボンズが何をやったかをみんな知ってる」
「みんなに知ってもらいたい。今年のショウヘイ・オオタニはバリー・ボンズのキャリアと比較すると11番目に良いシーズンなんだ」 【動画】世界中がほっこり! 大谷翔平&真美子夫人の仲睦まじいやり取りシーン 思わぬ異論だった。声の主は、現役時代にホワイトソックスなど7球団でプレーし、MLB通算で2043安打、188本塁打を打ったAJ・ピアジンスキー氏だ。 自身がホストを務める野球専門のポッドキャスト番組『Foul Territory』に出演したレジェンド捕手は、「彼(大谷)にも穴はある。たしかに素晴らしいシーズンを送っているが、多くの課題は残されている」と指摘。その上でシーズン73本塁打、OPS1.378も記録したことがある「全盛期のボンズ」には及ばないと論じた。 もっとも、今シーズンの大谷が球史に残る猛打を振るったのは周知の通りだ。史上初となる「シーズン50本塁打・50盗塁」の大台を難なくクリアし、今では三冠王すらも現実味を帯び、フルタイムのDH選手初のMVPは確実視されている。 それだけに「単純に打撃だけならオオタニとも比較にならない」とまで熱弁を振るうピアジンスキー氏には、「それはヤバい意見だぞ」と周囲も愕然。番組内でも反発の声が相次いだ。 同じく『Foul Territory』のホストを務め、MLBの実況アナウンサーでもあったスコット・ブラウン氏は「私はオオタニがボンズよりも優れていると思う」と反論。さらにピアジンスキー氏に「(全盛期の)ボンズがどんな状態だったのか、そして彼が何をやり、“良い物”(ステロイド剤)に手を出していたことは誰もが知っている。皆が彼の変化を見ているじゃないか」と詰め寄り、「健康なオオタニの素晴らしさをよく考えてみれくれ」と断じた。 大谷は「史上最高」か――。かねてから米国内でも繰り返されているこの議論は、今シーズンの凄まじい成績により、今まで以上に白熱しそうな気配だ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]