ガザ病院襲撃「患者危機」 イスラエル、作戦正当化
【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザの保健当局は15日、イスラエル軍が襲撃したガザ南部ハンユニスのナセル病院で「患者の命が直接脅かされている」と訴えた。イスラエル軍報道官は病院で治療が継続できるよう必要な物資や機材を提供したと主張し、病院内の作戦を正当化した。 ナセル病院はガザ南部最大の病院。ガザ保健当局は、医療設備が不十分な上、24時間以内に燃料も枯渇する状況と説明し、集中治療室(ICU)の患者6人のほか、子ども3人の命が危険にさらされていると訴えた。 国境なき医師団は15日、イスラエル軍は医療関係者や患者は病院にとどまることができると説明しながら、施設を砲撃したと非難した。