楽天・辰己涼介、日本記録を76年ぶり更新 3つの飛球を処理して巨人・青田昇の記録を抜く外野手シーズン『392』刺殺
◇8日 楽天―日本ハム(楽天モバイルパーク宮城) 楽天の辰己涼介外野手が4回に2つ、5回に1つの飛球を処理。今季開幕からの刺殺数を「392」として、巨人・青田昇が1リーグ制時代の1948年にマークした外野手シーズン刺殺数の日本記録「391」を76年ぶりに更新した。 「守備の人としてそれ(青田さんの記録)を抜くことが、日本で一番うまい外野手ということの証明なんで…。それだけは唯一目標にしていた」と話す辰己は、この日も「3番・中堅」で先発出場。389刺殺でスタートした試合は3回まで守備機会がなかったが、4回に日本ハムの先頭・清宮の飛球を処理すると、続く伏見が放った打球をキャッチした。 さらに、5回に1死から松本剛が放った飛球をしっかり処理。続く水野が右飛に倒れて試合が成立し、辰己が青田さんの記録を76年ぶりに更新することが確定した。場内には392刺殺となったことがアナウンスされ、観客は拍手で祝福。花束を贈られた辰己は笑みをみせて、Vサインで自らの偉業をたたえた。
中日スポーツ