衆院選で勝利した立憲民主党の候補も参加して10月29日、連合新潟の年次大会が開かれました。来年の参院選の勝利も誓う中、カギを握る野党の連携のあり方が注目されます。 保守王国・新潟で“自民全敗”の衝撃…立憲が５選挙区すべて制す　非公認候補に“2000万円”がとどめか【開票一覧】 29日、新潟市中央区で開かれた連合新潟の年次大会で感謝の言葉を述べたのは、27日に投開票された衆院選で当選した立憲民主党の候補者たちです。 【1区で当選　立憲・前 西村智奈美 氏】 「大変大きなお力添えをいただきました。この場をお借りして、心から深く、厚く御礼を申し上げます。私たちが課せられている責任は今まで以上に大きいものがあるとも自覚をしております」 県内全ての小選挙区で立憲民主党が議席を確保した今回の衆院選。党にとって最大の支持母体である連合新潟は各候補者を推薦し、支援を行ってきました。 【連合新潟　小林俊夫 会長】 「連合が支援するそれぞれの政党が躍進する結果となった。有権者へ訴えた政策の実現に向け、着実に取り組みを進めていただくとともに、実質賃金の向上に向けた環境整備を政治の面からも後押しをお願いしたい」 連合新潟の小林俊夫会長は今後への期待感を示す一方で… 【連合新潟　小林俊夫 会長】 「候補者個人の政策の訴えの反応は、裏金批判に比べて、まだ物静かだったように感じた」 今回の結果は「野党の政策が支持されたというよりは、自民党へお灸を据える意味合いが強かった」と話した小林会長。 この日の大会で、来年の参院選でも勝利を目指す方針が確認される中、そのカギを握るのが野党間の連携です。 特に今回も支援した国民民主党との関係については… 【連合新潟　小林俊夫 会長】 「今まで、連合と国民民主党と立憲民主党と3者で、これまでずっと話し合ってきて、積み上げてきたものがあるはずなので、意思は通じているものだというふうには理解している」 与党の過半数割れを受けて始まった政権の枠組みをめぐる模索。県民の暮らしにどのような影響が出るのか、その行方が注目されます。