待ってました!の新型MINI「クーパー」がデビュー。第5世代の3ドアは、3気筒&4気筒のガソリンモデルを設定
巧みにキープコンセプト。ひと目見てMINIとわかる!
BMW AGは2024年2月7日(現地時間)、第5世代となるガソリンエンジンを搭載したMINI Cooper(ミニ クーパー)の3ドアモデル(現地仕様)を発表した。 【写真はこちら】駐車中の車両の周辺を監視、接近車両を感知するとドアロック解除を遅らせて事故を未然に防ぐユニークな機能も(全34枚) 今回発表された第5世代となるMINIクーパーを見ると、印象的なフロントグリルを採用しているものの、全体的にはシンプルなデザインでまとめられていることがうかがえる。 短いオーバーハングと短いボンネットが長いホイールベースと対照をなし、MINIの典型的なプロポーションを継承している。 フロントでは、フィリグリーの輪郭を備えた新たな八角形のグリルが、MINIクーパーの特徴的な顔をさらに際立たせている。 また、LEDヘッドライトの外周に備えたデイタイムランニングライトもMINI特有の個性を主張するだけでなく、新デザインのマトリックスリアライトが新世代の印象的な外観を演出している。 新しいMINI3ドアには、2種類のガソリンエンジンを設定。ひとつは204ps(150kW)/300Nmを発生する4気筒エンジンで、もうひとつは156ps(115kW)/230Nmを発生する3気筒エンジンとなる。 4気筒エンジンを搭載するモデルは「クーパーS」、3気筒エンジンを搭載するモデルは「クーパーC」と呼ばれる。 両モデルの0→100km/h加速性能は、クーパーSが6.6秒、クーパーCが7.7秒となる。
円形OLEDディスプレイに操作系も集約
インテリアもクラシックなMINIからインスピレーションを得ながらも、革新的なデザインに進化している。 下側をカットしたDラインのステアリングホイール、円形OLEDディスプレイ、MINIトグルバー、ツートンカラーのテキスタイルダッシュボードなど、従来のMINIのコンセプトを引き継ぎながら、新世代のMINIを主張している。 円形OLEDディスプレイをもつMINIインタラクションユニットは、コクピットのドライバーの近くに移動された。高品質のガラスエッジを備えた高解像度薄型OLEDディスプレイの直径は240mmで、スマートフォンの操作と同様に、タッチによる直感的な操作を可能としている。 その円形OLEDディスプレイには、速度や燃料消費量などの車両関連の情報を画面の上部に表示される。メインメニューでは機能がウィジェットとして横に並べられており、スワイプやタッチで選択できる。また、下部エリアでは、エアコン、メディア、ホーム、ナビゲーション、電話をいつでも直接選択可能となっている。 操作性の部分も進化しており、円形ディスプレイの下には、パーキングブレーキ、ギアセレクター、スタート/ストップキー、エクスペリエンスモードトグル、ボリュームコントロールを備えており、一部にはMINIではおなじみのトグルバーが採用されている。 また、さらにその下には、ワイヤレス充電シェルフ2.0を設置。スマートフォンを収納し、ワイヤレスで充電することが可能となっている。 後部座席は60:40の分割可倒式で、荷室容量は210Lから最大725Lまでフレキシブルに拡張できる。