ガザ停戦、数日内に合意も カイロでの交渉に進展=関係筋
[ワシントン/カイロ 17日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザでの停戦と人質解放を巡り、数日以内に合意が得られる可能性があることが17日、エジプトのカイロで行われている交渉に詳しい関係筋の話で分かった。 停戦協議に関連し、イスラエルのネタニヤフ首相がカイロに向かったと複数の関係筋が明らかにしていたが、その後、首相報道官はネタニヤフ氏は現在カイロにいないと表明。 エジプトの安全保障関係筋も、ネタニヤフ氏は「現時点で」カイロにいないとしているが、イスラム組織ハマスが求めている、一時的な合意をその後の包括的な合意につなげる保証などについて協議が続けられていると明らかにした。 米国はエジプトとカタールと共にガザ停戦協議を仲介。米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官はこの日、米FOXニュースのインタビューで、過度に楽観してはならないとしながらも、ガザ停戦合意に向け当事者間の距離が縮まっていると米当局は考えていると述べた。 関係筋がロイターに語ったところによると、バーンズ中央情報局(CIA)長官はイスラエルとハマスの間に残る溝を埋めるため、カタールのムハンマド首相と会談に向け18日にドーハを訪問する予定。CIAはコメントの要請に応じていない。 ハマスは17日に発表した声明で、イスラエルが新たな条件を設定するのを止めれば、ガザ地区での停戦と人質解放の合意は可能と表明。 エジプトの関係筋は交渉は進展しているとし、17日夜の動向が次のステップを決定する上で重要になる可能性があるとの見方を示している。