藤枝明誠FW水上大和がリベンジの2発…秋2連敗の浜名に快勝…高円宮杯Uー18プリンスリーグ東海
◆サッカー◇高円宮杯Uー18プリンスリーグ東海 第6節 藤枝明誠4-2浜名(15日・藤枝明誠高G) 県高校総体で中断していたリーグ戦が、約1か月半ぶりに再開。同大会で初戦敗退していた藤枝明誠は、浜名を4―2で下して再スタートを切った。FW水上大和(3年)が2得点を挙げれば、リーグ戦初先発のMF大石然一郎(2年)が1ゴール1アシストと活躍した。 今リーグ戦でここまでチームトップの4得点を挙げている藤枝明誠・水上が、再開初戦でさっそく結果を出した。前半18分、GKからのロングフィードで抜け出し先制点。後半33分にはPKをしっかりと右隅に決めた。浜名には秋の県選手権で2連敗中で、「気合が入っていました」と笑った。 5月の県総体は富士東に0―1で黒星。「チャンスで決め切れず流れが悪くなった。自分のせいです」と反省する。「もっと懸命に頑張ろう」とチーム内で毎日のように話し合い、大井川の河川敷を走り込んだ。その成果が出た。浜名を運動量で押し込み、シュート数も15対3。松本安司監督(54)も「よく走った」とイレブンを褒めた。 新戦力も台頭。リーグ戦初先発のボランチ・大石が前半44分にロングシュートを決めると、後半26分には正確なFKでDF早川の得点をアシスト。「去年の秋、浜名に負けたのをスタンドで見ていました。悔しかったので頑張りました」。複数の主力選手が負傷欠場中だが、「復帰してもポジションがないかも」と指揮官は目を細めた。 これで3連勝で2位をキープ。水上は「いいスタートになった。プレミア昇格へ、この先も勝ち続ける」と気合を入れ直していた。(里見 祐司) 〇…浜名は冬の新人戦で準優勝も、県総体は3回戦で聖隷クリストファーにまさかの黒星。仕切り直しの試合だったが、リーグ戦5連敗となり「粘り強さが出せなかった。もう1回仕切り直さないと」と内藤康貴監督(44)は悔しがった。それでもけがで欠場していた大黒柱の野沢康佑主将(3年)が後半からピッチに立ってゲームをつくり、終了間際にゴールを決めたのは光明だ。次節(29日)までの2週間で立て直す。
報知新聞社