「ぶよぶよのおばさん、と呼ばれて」メイク講師に転身。激変した47歳が教える“生まれ変わりメイク”
メイクで周りからの扱いが激変した
相変わらず太ったままの私でしたが、メイクを変えただけで周りからの扱いが劇的に変わりました。どこに行っても丁寧に扱ってもらえていると感じるようになり、また初対面の方からは「美容系の方ですよね?」開口一番に言ってもらえるようになり、私の第一印象は美容のプロに見えるんだ!と、とても嬉しく、また自信にもなりました。
建築士の発想から生まれた「骨格補正メイク」とは
自宅サロンから始めたメイクレッスンですが、プロとして信頼を得るために一年後には法人化し、銀座に場所を移しました。 場所が広くなったのでグループレッスンをスタートしたのですが、そこである問題が発生しました。それが後に「骨格補正メイク」の誕生のきっかけとなりました。 グループレッスンでは、基本のやり方はホワイトボードに書いて伝えつつ、その後各テーブルを周りながらその人に似合うメイクを個々に伝えていたのですが、そんな時「なんで隣の人へのアドバイスと自分へのアドバイスが違うんですか?」と疑問に持つ生徒がいらっしゃったんです。私の中で理由は明確で、「顔のバランスが違うから」だったのですが、顔のことはデリケートで言いづらいですし、それを伝えることで傷つけてしまうのではないかと悩みました。 その結果、顔の輪郭とパーツを測って伝える、ということを思いついたのです。数字はただの事実なので相手を傷つけないのではないか、と考えたわけです。もともと設計士時代も現場とのやりとりは全て数字でしたし、客観的な事実を正確に伝える方法として最適なのではと考えました。 生徒たちからも「なるほど、だから私のメイクはこうなんですね。納得しました!」と大好評でした。「先生の理論通りにメイクをしたら、初めて周りから褒めてもらえました!」と喜ぶ生徒の声に自信を深め、「骨格補正メイク」と名付けたオリジナルのメイク法としてつくりあげていったのです。
一気に垢抜けるメイク、3つの基本ポイント
そんな骨格補正メイクについて、今後くわしくご紹介していきますが、今回は、ぜひ取り入れていただきたい3つの基本ポイントを解説します。 1.眉メイク:眉頭同士を合わせることに全力投球 年々左右差が拡大する大人の眉問題、実は「眉頭同士」だけでも揃えて描くと、なんとなく合って見えるというのがプロのコツです。通常よく「眉頭は1番最後に描きましょう」などと言われていますが、実はズレ眉に悩む大人に関しては絶対に眉頭から描くべきです。 2.アイメイク:「楕円アイ」を目指して加齢をリセット 加齢と共に年々目尻が下がるのは仕方のないことではありますが、そのままの形をなぞるアイメイクでは、なんとフェイスラインまで一緒に下がって見える悲しいオマケつき。理想の「楕円アイ」に近づけるように目尻をちょっと上げるようにシャドウとラインで形を補正しましょう。 3.ベースメイク:「中心のっぺり」セミマット肌で老け影を解消 顔の中心の影は老けみえの原因です。鼻筋を高く見せたいと思って入れるノーズシャドウも、大人が取り入れると老け見えが加速する場合もあるんです。ぜひ光沢を抑えめにしたセミマットな質感で、顔の中心をあえてのっぺり作る!若々しく見せたいなら、ぜひ取り入れていただきたいと思います。