生成AIで『役所で2週間かかる作業が2日に短縮』将来は高齢者の“見守り”もできるかも 一方で実は「チャットGPT」を1日運用するのに1億円!?消費電力・不正確性・偽情報など課題も
近い将来は、高齢者などの“見守り”もできるようになるかもしれません。AI機能が搭載されたカメラ付きスマホを1台置いておいておけば、「今朝は同じ時間に起きてこない」「薬をきょう飲んでいない」などを識別。その場合にアラートで知らせてくれる、もしくは家族に知らせてくれるということが見込まれます。
人手不足と言われる農業の分野でも、防水のAI搭載スマホを田んぼが見えるところに置いておけば、色合いや成長具合を見て「雨の量が足りているか」「肥料が足りているか」といったことを農家の方に教えてくれて、毎日見に行かなくてもよくなるかもしれません。
チャットGPTは1日運用で1億円!?消費電力が大きい
便利になる一方で問題点が大きく5つあります。1つ目は、データを送るということによる『情報流出』です。2つ目は、三上洋さんが「生成AIで知らないことを調べてはいけない」述べていた『不正確性』です。元のデータが不正確であれば、もちろん出てくるものも不正確になってしまいます。3つ目は、『著作権』。AIが本当は何から学習しているのかがオープンになっておらず、アメリカでは裁判沙汰にもなっています。そして4つ目は、『詐欺・偽情報』が出てきてしまうという点です。そして5つ目は、『消費電力』。チャットGPTは1日運用するのに1億円かかっていると言われるぐらい電気を消費するということで、環境にいいのかという問題があります。 (2024年6月17日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)