NTTの株主、この1年間で配当がありながらも損をしたのはなぜか?【株価・配当金】(2024年5月30日終値)
株式投資をする上で、配当金の動向や株主優待の内容を起点に買う株を選ぶ人もいらっしゃるのではないでしょうか。 【画像を全て見る】NTTの株価チャートと直近決算を見る 確かに、実際に配当金が振り込まれたりすると、株式投資のリターンを実感しやすいものです。 しかし、株式投資では「株価の値上がり・値下がり」もリターンに大きく影響を与えます。 今回はNTT <9432> について、「1年前に100株を買った人の、本当のリターン」を振り返っていきます。 それではまず、配当金について見ていきましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
NTTの配当金のリターンはいくらか
NTTの株式を1年前に買い、持ち続けたとすると、2024年3月期の中間配当と期末配当の計2回を受け取ることができます。 なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。 今回の検証では、以下のような想定となります。 ・株式の取得日:2023年5月31日 ・株式の取得価格:158.2円(取得日の終値) ・2024年3月期・中間配当:2.5円 ・2024年3月期・期末配当:2.6円 ・100株ベースの配当金のリターン:510円 以上、配当金のリターンについて振り返ってきました。
NTTの株式投資のトータル・リターンはいくらか
次に、株価変動によるリターンを計算します。 ・株式の取得日:2023年5月31日 ・株式の取得価格:158.2円(取得日の終値) ・取得から1年後の日付:2024年5月30日 ・1年後の株価の終値:152.2円 ・100株ベースの株価変動によるリターン:▲600円 そして最後に、トータル・リターンを計算します。 ・配当金のリターン:510円 ・株価変動によるリターン:▲600円 ・トータル・リターン(金額ベース):▲90円 ・トータル・リターン(%ベース):▲0.6% リターンの計算は以上となります。