マトリックス法によるテクニカル分析(2024/9/13)底を打ったと判断するのは時期尚早【楽天ウォレット】
本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は2.7。前回「上がるか、下がるかでなく、どこまで下がるか」と申し上げたが、748万円まで値を下げた。また「売られ過ぎが近いことを示唆」していると指摘したRSIが30近辺に達したところで反発した。 ただ、ヘッドアンドショルダーや半値戻しの835~842万円がレジスタンスとして控えており、まだ底を打ったのか、2番底があるのか判断するのは時期尚早。 なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSDのチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析
686万円から反発、936万円でピークアウトすると835万円をネックラインとするヘッドアンドショルダーが完成、「しばらく底値を探る展開」となった。 セオリー通りヘッドアンドショルダーの倍返し734万円の手前、748万円で一旦下げ止まったが、ネックラインの835万円、半値戻しの842万円が上値を押さえている。 この両レジスタンスを抜けて上昇軌道に戻せるか、跳ね返されて2番底を目指す展開となるか、今のところどちらとも言えない。 評点:3
移動平均線
デッドクロス、両線とも下向き。 評点:1
一目均衡表
3役逆転の売りサイン継続。来週は雲が薄くなり17日辺りねじれるのでチャンスはあるか。 評点:2
ボリンジャーバンド
バンドウォーク終了、スクィーズし始めている様にも見え、一旦下げ止まったか?但し、上昇トレンドへの転換までは示していない。 評点:3