箱根駅伝100周年! 「駅伝」観戦のお供にピッタリな「駅弁」は?
【ライター望月の駅弁膝栗毛】 「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。 【写真全6枚】2つの味が1つの折箱で一緒に楽しめる
令和6(2024)年が始まりました。今年も「ライター望月の駅弁膝栗毛」をよろしくお願いいたします。正月に行われるメモリアルなイベントといえば、100周年を迎える「箱根駅伝」。観戦で小田原・箱根方面へお出かけの方も多いことでしょう。今回は、新年にふさわしいめでたい駅弁にして、いまだけの駅弁、「駅伝」観戦にピッタリの「駅弁」をいただきました。
東京と伊豆を結ぶ特急「サフィール踊り子」が、相模川を渡っていきます。正月2・3日の東海道本線沿線は「箱根駅伝」観戦の方で賑わいます。私も以前、東海道線や登山電車、路線バスで追いかけて、大手町・保土ヶ谷・藤沢・大磯・箱根湯本・元箱根で往路の全選手を観戦していました。いまは人気で箱根へ入るのが難しくなり、やっていませんが、今回も選手の皆さんのベストの走りを祈って、マナーある観戦を心がけたいものです。
今回の箱根駅伝は、メモリアルな第100回大会。駅伝を観戦したら、「駅弁」もいただきたいものです。正月、100回大会のめでたい気分のなかでいただくなら、やっぱり小田原名物「鯛めし」でしょう。なかでも正月明け1月10日までの期間限定で販売されているのが、東華軒の「おたのしみ鯛めし」(1280円)です。昨年(2023年)の駅弁マーク制定35周年を記念して製造・販売されている駅弁です。
【おしながき】 ・鯛めし ・白飯 梅干し ごま ・焼き鮭 ・蒲鉾 ・玉子焼き ・筍鶏そぼろ ・シュウマイ ・あさり佃煮 ・ゆず大根 ・わさび漬け
“おたのしみ鯛めし”の名は、明治40(1907)年誕生の「鯛めし」と、昭和の戦前生まれの幕の内「おたのしみ弁当」がコラボしたことによるもの。2つの味が、1つの八角の折箱に入って一緒に楽しめます。幕の内弁当・三種の神器(焼鮭・蒲鉾・玉子焼き)はもちろん、自慢の鶏そぼろも入っています。甘めの鯛めしをわさび漬けでアクセントを付けていただくのも楽しいひととき。おたのしみ弁当に鯛めしが加わって、おたのしみ度もアップしています。