<WBC速報>オランダがバレ砲2発でキューバをコールド撃破
WBCの2次ラウンドプールEのキューバ対オランダ戦が15日、東京ドームで行われ、オランダがヤクルトのバレンティンの2打席連続アーチなどの4本塁打で圧倒。14-1の7回コールドでキューバを下した。 オランダは2試合連続のコールドゲーム。2次ラウンドの戦績を2勝1敗としたため、日本の決勝ラウンド進出は、同日のイスラエルとの最終決戦に持ち越しとなった。日本が勝てば3勝0敗で2次ラウンドを1位通過することになるが、敗れた場合、日本、オランダ、イスラエルの3チームが2勝1敗で並び、失点率で順位が争われ、2位、3位チームは決勝ラウンド進出を賭けて16日にプレーオフを戦うことになる。 アメリカ行きをかけたオランダの大事な一戦でヤクルトのバレンティンが4番の仕事をした。 1回一死一、二塁の先制機にキューバ先発、ブランコの外角へ落ちるボールをコツン。快音を響かせた打球は3ランとなってレフトスタンドまで飛んでいく。さらに3回にも、今度は先頭打者としてレフトへの一撃。この回、デカスターの2ランまで飛び出した。4回にはキューバの守備の乱れも手伝って3本のタイムリーヒットを集中するなどして5点を追加、オランダは、4回までに毎回得点の12-0の大量リードでキューバを引き離して試合の行方を決めてしまった。 オランダは5回にも二死二塁からバレンティンが5打点目となるタイムリーをレフト前に放った。キューバもその裏1点を返したが、7回にサムズがソロアーチをバックスクリーンにまで運び、さらに1点を追加、キューバの反撃を許さず、7回以降、10点差の大会規定に沿って7回コールドゲームとなった。 2勝1敗のオランダは、同日行われるイスラエル対日本戦で日本が勝てば2位通過で決勝ラウンド進出が決まる。3連敗のキューバは2次ラウンド敗退。