テイラー・スウィフト、ビヨンセ、レディー・ガガらがハリス支持…歌姫たちが反トランプで決起した米大統領選の行方
大接戦のアメリカ大統領選挙。女性初のアメリカ大統領を目指すハリス陣営は、先月25日にビヨンセ(43)がテキサス州ヒューストンに、31日にはジェニファー・ロペス(55)が西部ネバダ州の応援演説に登場。レディー・ガガ(38)も3日、インスタグラムでハリス支持を表明。以前から反トランプを表明していたテイラー・スウィフト(34)やケイティ・ペリー(40)らも含め“歌姫”たちを巻き込んだ大統領選が展開されている。 【写真】美脚をむき出しにしたドレスで決めたレディー・ガガ(2019年) ビヨンセは自身の曲「フリーダム」をトランプ陣営に使用されたため楽曲使用差し止めを警告。テイラー・スウィフトはトランプを支持するフェイク動画が流れ、これを否定。プエルトリコ系のジェニファー・ロペスはトランプの「プエルトリコはゴミの島」発言に対し「気分を害したのはプエルトリコ人だけでなく、全てのラテンアメリカ人、まともな人間性を持つ全ての人だ」と“アンチトランプ”について言及した。選挙戦最終日にはレディー・ガガがハリス応援に登場するなど、歴代スーパーボウルの歌姫が参戦するという前代未聞の選挙戦になっている。同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏がこう言う。 ■「“エンタメに依存して勝った”とは言わせない」 「アーティストとして、事実でないこと、意図しないところで作品を使われることに反論すること、個人として自らの思いを伝える自由は侵されるべきではない。テイラー・スウィフトさんは常に政治について発信しているし、自分の意見を伝えないほうが不自然でしょう。大統領選の結果がどちらに転んでも『エンタメに依存して勝った』『エンタメの力を借りても負けた』と言われるなど、やり玉に挙げられないよう、ハリス氏には政治力が求められます」 エンターテインメントの危機に反トランプで団結し、こぶしを振り上げた歌姫たち。トランプとその熱狂的支持者にどこまで声は届くのか。 ◇ ◇ ◇ 大統領選の結果は、日米関係にも大きく影響する。国際ジャーナリストの春名幹男氏はどう見るのか。●関連記事【もっと読む】『11.5米大統領選は大接戦!トランプ勝利なら日本はどうなる?「関税引き上げ」「米軍駐留経費増額」も』で詳報している。