プーンパット・イアン=サマン、タイ発“新世代”ホラー映画で主演「一番怖いのは人間」
プーンパット・イアン=サマン(通称:アップ)が、7月5日からシネマート新宿ほかで全国順次公開されるタイ発“新世代”ホラー・ムービー『フンパヨン 呪物に隠れた闇』に出演。心優しい自閉症の青年で、本作の主人公「テ」を演じる。タイのBLドラマ『Lovely Writer The Series』や『Step by Step』などに出演し、アップの愛称で親しまれるプーンパット・イアン=サマン。日本でもファンミーティング開催されるほど人気のタイ若手スター。『フンパヨン 呪物に隠れた闇』は、出家した兄のティーに会うため、旅に出たターム。ドンシンタム島の寺院で、ティーが住職を殺して消えたという噂を耳にする。人形に妄信的な信仰を寄せる村人たち。やがて村を恐怖に陥れる奇怪な出来事が起こっていくというストーリー。公開を記念したキャンペーンで来日した、本作主演のプーンパット・イアン=サマンが、本作や共演者について語った。 ■心身ともにエネルギーを使った演技 ――テという純真だが、どこか謎めいたキャラクターを今回演じるにあたって注意した事、また心がけた事は? アップ 事前の準備やリサーチに力を入れました。そして、土をの像を捏ねる事でテという役になり切れた気がします。 心身ともにエネルギーを使った演技がとても難しかったです。 ――あなたを始め、同年代の役者さんたちが集まった現場は、とても楽しそうな印象を受けました。共演者(ターム役のプーウィン・タンサックユーンやミーナ―役のタソーン・クリンニウム)への印象、彼らのここが凄かったという点は? アップ 共演者達も皆、精一杯、演技に取り組んでいました。特に共演シーンが多かった(ターム役の)プーウィンは、 とても一生懸命演じていて、しかも、能力がとても高いと感じました。(ジェット役の)クナティップ・ピンプラダブ(愛称:ニック)は共演シーンは多くは無かったのですが、彼もとても素晴らしい演技だったと思います。若い役者さんたちが遊んでじゃれている姿はとても可愛らしかったし、撮影はとても楽しかったですね。 ――ホラーは苦手と伺いましたが、アップさんがおススメの本作の“恐怖シーン”は? アップ この映画が描いている一番の怖さは…“一番怖いのは人間”だと言う事です。 ――好きな音楽ジャンルと好きな日本食を教えて下さい。 アップ 音楽は、全てのジャンルを聞きますね。一番好きな日本食は、寿司です! ――日本のファンへのメッセージと、(日本語を勉強していると伺ったので)アップさんが一番好きな日本語をお願いします。 アップ (日本語は、難しい!!)ファンの皆さん、ずっと一緒に居てくれてありがとうございます!これからも、ずっと一緒にいましょうね。そしてお互い励まし合いましょう。(日本語で)難しい(笑)日本語、難しい…(笑) ■ストーリー タームは兄の僧侶ティーに会うために旅に出る。彼はドンシンタム島の寺院で、フンパヨ ン人形に魔術をかける彫刻家ジェットと出会う。タームは、ティーが前の僧院長を殺して 逃亡したという噂を聞くが、ティーが人を殺すことができるとは思えない。彼はまた、曽 祖父シンタムの人形に対する村人たちの信仰に疑問を抱き、村を守る霊的な存在というよ りも、ただの盲目的な迷信だと考える。その後、恐ろしい出来事が次々と起こり、村は恐 怖に包まれる。女性が行方不明になり、死人が続出し、あげくの果てには、曽祖父シンタムの人形が壊されてしまう。村人たちは怒りに燃え、ナイフを持った犯人を捕まえるための呪いの儀式を始める。