アーセナルレジェンドは “削られすぎ”なエースを心配 「プレミアリーグでブカヨ・サカほど蹴られた選手はいない」
稼働率も心配されるエース
3月のイングランド代表も負傷で離脱したアーセナルのFWブカヨ・サカは前節のマンチェスター・シティ戦で78分に足を引きずりながら交代を強いられた。 怪我の状況が心配されたサカだったが、今節のルートン・タウン戦ではチームに帯同する可能性が高く、大事には至らなかったようだ。昨シーズンからのフル稼働で疲労も心配されているサカだが、アーセナルのレジェンド、ボブ・ウィルソン氏はサカが削られすぎていることを心配している。 「私が呆れ果てているのは、最高の若手選手の一人がいるのに、気をつけないとブカヨ・サカが24歳か25歳になるまでにサッカー界から彼を失ってしまうだろう、ということだ。審判はそれを見ていないし、理解していないようだ。サカの5ヤード以内には常に最低2人、しばしば3人目の選手がいる。彼らは止められなければ彼を蹴る」 「みんなには『どういうこと?大げさすぎる』と言われる。プレミアリーグでブカヨ・サカほど蹴られた選手はいない。もし彼が攻撃的な位置で対峙し、相手と戦うことがあれば、その時が心配だ。ブカヨが本当に心配だ」(英『The Telegraph』より) サカはアーセナルのエースであり、当然マークは厳しくなる。サカへの執拗なファールによって同選手のサッカー選手のキャリアが短くなることをウィルソン氏は恐れているようだ。常に数人に囲まれ、ファールを受けることはエースの宿命でもあるが、アーセナルでもトップクラスの稼働率を誇るサカにとっては疲労による怪我も心配されるところではある。 サカのバックアッパーの補強はアーセナルが行わなければならないポイントの1つであるが、今シーズンの残りはうまく休ませながら起用する必要がある。リーグタイトルだけではなく、CLも戦わなければならないアーセナルにとって、サカを始めとする主力選手のローテーションもタイトルへの鍵を握ることになりそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部