SUV+ソフトトップ ディフェンダーの「6人乗り」コンバーチブル仕様が生産開始
オランダのコーチビルダーによる限定生産車
オランダのコーチビルダーであるヘリテージ・カスタムズ(Heritage Customs)社は、ランドローバー・ディフェンダー90をべースとするコンバーチブル仕様の生産を開始した。 【写真】コンバーチブルでしかも6人乗り? 5台限定の特注車【ランドローバー・ディフェンダー90のコーチビルド車を写真で見る】 (17枚) 「ヴァリアンス・コンバーチブル」という名で販売され、2列6人乗りのシートレイアウト、鍛造ホイール、特注のレザートリム、スポーツシートなど、内外装ともに大きく変更されている。 ボディカラーはサンビーム・イエローで、ロールケージやボンネットプレート、サイドエアベントなどがブラックで仕上げられる。ハンドメイドのファブリックトップを備え、電動開閉式となっている。 インテリアでは、ブラックのキルティングシート、アルミニウムパネルが採用され、助手席が前列中央に追加される。また、ボディカラーに合わせたイエローのステッチも施される。 ヴァリアンス・コンバーチブルは5台のみの限定生産で、価格は10万ポンド(約1800万円)を超える。そのうちの約5万8000ポンドがコンバージョンの作業代で、残りはベース車の価格だ。パワートレインの改造は含まれておらず、工場出荷時の仕様のままとなる。 ヘリテージ・カスタムズ社の共同経営者であるニールス・ファン・ロワ氏は、「ディフェンダー90のボディスタイルと、ソフトトップを備えた先代モデルの歴史を取り入れている」と語った。 オランダ人デザイナーのファン・ロワ氏はこれまでに、ロールス・ロイス・レイスをベースにしたシューティングブレークや、ステーションワゴンボディのテスラ・モデルSなど複数のコーチビルド車を発表している。 ヘリテージ・カスタムズ社によると、新たなコンバーチブルモデルも開発中で、年内に公開予定だという。
ジャック・ウォリック(執筆) 林汰久也(翻訳)