自転車「ロス五輪の星」17歳女子が始球式、左腕からの投球はまさかの⁉ ソフトバンク戦、大観衆の前で度胸鍛えた
◆ソフトバンク―ロッテ(22日、みずほペイペイドーム) 福岡県久留米市の祐誠高2年で自転車競争部の鶴葵衣(17)が始球式を行った。 ■【写真】マウンド上でニッコリ笑顔の鶴 同県八女市出身の鶴は、1年時に出場した全国選抜大会は2種目で優勝。今月上旬に開催された九州大会では500メートルタイムトライアルで36秒040(非公式)の大会新記録を更新して優勝し、全国高校総体(インターハイ)への出場も決めている。 競技用ユニホームを着てマウンドに上がった鶴。いずれも福岡県出身でパリ五輪への出場が決まっている池田瑞紀、垣田真穂に見守られながらの投球。サウスポーから投じられたボールは転々としながら捕手のもとへ届いた。 約2カ月前から8歳年上の兄や部員たちと練習してきたというが、思ったように投げられず「練習通りには…」と悔しがった。それでも大観衆の前で投げ、度胸がついた。「高校生のうちに(18歳以下の)日本ジュニア記録を更新して(2028年の)ロス五輪に出場したい」と今後に向けて意気込んだ。 この試合は、自転車競技を支援している福岡トランスの協賛。「福岡トランス九州みらいデー」として開催された。