22年度の虐待件数 4327減の21万4843に修正
厚生労働省とこども家庭庁は9月24日、2022年度の児童相談所における児童虐待相談の対応件数を修正し、同庁が昨年9月に発表した速報値(21万9170件)から4327件減の21万4843件だったと発表した。 速報値発表後、一部で記入要領に添わない報告がなされているとの報道を受け、国はすべての自治体に実態把握を行って再集計した。 東京、埼玉、京都などが件数を訂正。児相の判定会議で虐待ではないと判断した事案も対応件数としてカウントするなどの記載誤りがあったという。誤りが生じた理由について、記入要領が分かりにくいことや、記入要領を十分に確認せず今までの慣例で報告していた。 21年度以前については今後、自治体に対して再度実態把握を依頼して必要な対応を行うとしている。