両親が70歳以上なら「老人扶養控除」で節税になる!? 親の年金収入が「158万円以下」なら申請できるの? 注意点もあわせて解説
老人扶養控除を受ける際の注意事項
老人扶養控除を受けることで節税となりますが、注意すべき点もあります。 例えば、介護保険料の負担額についてです。介護保険料の金額の計算は、個人別ではなく、世帯収入金額に基づいて行われます。そのため、今まであまり介護保険料を負担していなかった老人扶養親族も、扶養者と同一世帯になったとたんに世帯収入が増え、以前より介護保険料が増えてしまう場合があります。 介護保険料は「自治体ごとに設定される」ため、自身が居住している自治体のホームページなどで世帯年収との関係を確認しておきましょう。 また、老人扶養親族が既に介護サービスを受けている場合、こちらの自己負担額も世帯の年収に応じて変動するため、上がる可能性があります。
まとめ
老人扶養控除を受けると、通常の扶養控除以上に控除を受けられます。ただし、老人扶養控除を受けることで増える支出があることにも注意してください。 申請する場合は専門家などに相談しつつ、損をしないように気を付けましょう。 出典 国税庁 No.1182 お年寄りを扶養している人が受けられる所得税の特例 国税庁 No.1180 扶養控除 国税庁 No.1600 公的年金等の課税関係 中野区 介護保険料の決め方と納め方 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部