北海道札幌市で23日からクマの目撃が相次いでいます。近くの小学校では登校時に保護者が付き添うなど警戒が続いていた中、25日午後、1頭のクマが駆除されました。 　　　◇ 北海道札幌市南区。25日朝、警戒にあたるハンターの姿がありました。23日から周辺でクマの目撃情報が相次いでいるのです。25日朝も、山の斜面にいる姿が確認されています。 これらのクマが目撃されたのは、南沢トンネル付近です。近くには高校や大学などもある場所です。さらに、500mほどしか離れていない場所でも目撃されました。 撮影者（23日午前　北海道・札幌市南区） 「これはやばいわ。（警察に）電話した方がいいかな」 クマが現れたのは、住宅街のすぐそばです。 目撃した住民 「びっくりしてどこに電話していいかもわからなくて。手が震えましたね」 こうした状況が続き、クマが目撃された斜面に隣接する東海大学や東海大学付属札幌高校は、25日に臨時休校になりました。また、近くの小学校では、登校時に保護者が付き添うなど警戒が続いていました。 保護者 「普段より送ってきている保護者が多いですね」 そして午後2時前、1頭のクマが駆除されました。札幌市によると、25日朝に目撃されたクマだということです。これで一件落着となるのでしょうか。