次期朝ドラ『おむすび』が神戸ロケ、ヒロイン・橋本環奈「神戸弁には親近感が湧く」
連続テレビ小説『おむすび』(NHK朝ドラ)の神戸ロケ取材会が8月21日、神戸市内でおこなわれ、ヒロイン・米田結を演じる橋本環奈が登場。神戸ロケの感想を語った。 【写真】取材会には緒形直人、新納慎也も出席 ■「神戸は景色がきれいなところが多い」と絶賛 「どんな困難も明るくたくましく乗り越える」をモットーに、平成元年生まれのギャルが人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を食の知識とコミュ力で解決しながら、目には見えない大切なものを次々とむすんでいく平成青春グラフィティが描かれる同作品。 8月上旬ごろから神戸を舞台にしたシーンの撮影がスタートしたそうで、「神戸はやっぱりポートタワーとか、夜景や景色がキレイなところがすごく多いですね。摩耶山の掬星台とか。そこがとても印象的です。卒業式に袴を着て歩くシーンがあるんですけど、ザ・神戸みたいな、すごく景色が良い港のところで撮影させていただいて。風もスーッと通って、楽しかった!」と、神戸の景色を絶賛した橋本。 舞台となる神戸の方言「神戸弁」については、「私は博多弁でセリフを言っているんですけど、神戸弁がどえらい難しいと聞いていて。(共演する)新納(慎也)さんはすごく完璧な神戸弁を披露されているし、関西出身のキャストの方もすごく多くて、みなさんに囲まれながら喋っていると、ちょっと博多弁を喋りつつ、ちょっと釣られてしまう部分もあります(笑)」と、早くも神戸弁にも馴染んでいる様子だった。 また、「『~しとう』って神戸でも言うんですよね? 博多弁でも言うんですけど、港が近いからなのか(博多弁と)言葉が似ている部分があって、親近感が湧きます」とうれしそうに笑みを浮かべていた。 ■ 「私も好きなことをやれているので、ギャルだなって」 そして、平成ギャルを演じるうえで、自身にギャルの一面があるかとの問いに対しては、「ギャルって一言で言うと見た目などの印象を持たれると思うんですけど、この作品のなかでは、たとえば栄養学校のシーンで大量調理をするうえでメイクやネイルをしていたりすると、衛生管理上でダメなので、すべて取るんですね。それでも『(メイクやネイルをしてなくても)好きなことを貫くことがギャルだ』とずっと言っていて」とコメント。 「同級生の子に対しても、(橋本演じる)結ちゃんが『好きなことつらぬいとうけん、ギャルやね』ってセリフでよく言うんですよ。だから好きなことを貫く、他人の目は気にしないっていう、そのかっこいい姿。自分らしく生きているのがギャルらしいと思っていて、私も自分らしく好きなことをやれているので、ギャルだなぁって思います」と、自身のギャルな部分を分析した。 最後に作品について、「福岡の糸島で高校生活を送っていて、神戸を戻ってくるということで、深い関わりがある震災のことであったり、私が演じている結ちゃんと米田家のみんなが思い出を語ったりするシーンがあるんですけど。朝ドラを見ているみなさんが明るく1日を楽しめるようにという気持ちもありつつ、でも震災のことを軽々しく口にすることではないので、そこに寄り添って撮影できるように、すごく大切に演じさせていただいています」と、意気込みを語った。『おむすび』は9月30日から放送スタート。 取材・文・写真/野村真帆