米大統領選、両候補地盤固める 残る激戦6州の行方焦点
【ワシントン共同=高木良平】米大統領選は5日夜(日本時間6日朝)、開票が始まった。4年ぶりの返り咲きを狙う共和党候補ドナルド・トランプ前大統領(78)は、激戦州の一つ南部ノースカロライナを含む23州を制した。女性、アジア系として初の大統領を目指す民主党候補カマラ・ハリス副大統領(60)は、最大票田の西部カリフォルニアなど13州と首都ワシントンで勝利を確実にした。両候補が順当に地盤州を固めて大接戦となり、東部ペンシルベニアなど残る激戦6州の行方が勝敗の鍵を握る。 分断が進む米国の将来のみならず、二つの戦争を含む世界情勢を左右する対決に有権者の関心は高く、郵便を含む期日前投票は8500万人を超えた。一部の州では郵便投票の集計に時間がかかって勝者判明までに数日を要する可能性がある。 大統領選は全50州とワシントンに割り当てられた計538人の選挙人の過半数270人を獲得した候補が当選する仕組み。日本時間6日午後2時の時点で、トランプ氏が227人、ハリス氏が185人を獲得した。