国が求めていた型式指定に関する調査 カローラフィールダー、カローラアクシオ、ヤリスクロスなど7車種で不正が判明 トヨタ自動車
トヨタ自動車は、国が求めていた型式指定に関する調査で7車種で不正が判明したと明らかにしました。 国土交通省は、ダイハツ工業や豊田自動織機で量産に必要な型式指定に関する不正を受け、自動車メーカーなど85社に対し、過去10年間で、不正行為がなかったか調査して報告するよう求めていました。 トヨタ自動車は、2014年以降ですでに生産を終了しているものも含め7車種で不正行為が見つかったとする社内調査の途中結果を、5月31日に国に報告したと発表しました。 対象は、現行生産しているカローラフィールダー、カローラアクシオ、ヤリスクロスの3車種で歩行者保護試験における虚偽データの提出などが見つかりました。 国交省は、現行の3車種について安全性の基準に適合していると確認できるまで出荷を停止するよう指示しました。 また、過去に生産した4車種(クラウン、アイシス、シエンタ、レクサスRX)については、衝突試験における試験車両の不正加工などが確認されたということです。 国交省は、道路運送車両法に基づき、4日にトヨタ自動車本社に立ち入り検査を実施して不正行為の事実関係の確認などを行うとしています。