「政治にカネがかかる」に潜む2つの嘘、前明石市長・泉房穂氏が教えます 選挙ドットコムちゃんねるまとめ
しかし、「(お金をかけることを)やめるとなるとチキンレース」と指摘するMC乙武。規制をすべきなのか話し合いでやめられるべきなのでしょうか? 泉氏は、国会議員自身が、自分で自分の首を締めないから、ルールの改正は現実的には難しく、今のルールの中で「有権者がそうでない方を選ぶこと」、政党や団体のしがらみを抱えた選挙にする人がムダであることを、有権者にわかってもらうことが早いと言います。 「公職選挙法など、今の選挙のルールは、組織がある人が有利だ」と指摘する泉氏。 市長選や町長選は、エリアも狭く一騎打ちに持ち込める、直前の立候補による短期決戦が可能です。争点を明確にし、市民のみんなで戦おうという方向になった瞬間に、お金がかからずに当選することが可能だと説明します。 泉氏「お金を抑えながら、選挙にどんどん通っていってほしいと思いますねえ」 選挙の際、問題になる供託金。日本の供託金は割高ですが、一定程度票を獲得すれば戻ってきます。泉氏は「没収になる、ならないの見極めは大事」と語ります。 泉氏「法律が変わらなくても、不公平な、理不尽なルールでもひっくり返さなければあかん。勝つことはできる」 明石でやった選挙を広めたい、無名の新人が、お金を使わずに当選することを証明したかったと、明石市に加え、兵庫県三田市、埼玉県所沢市での戦いをサポートし勝利を導いてきた泉氏は、フィールドを選べば、政党の推薦などに頼らず、市民とともに勝ちきる選挙があり、ルールの変更を待たずに実践していく必要があると力説します。 泉氏は、「こうあるべきということは発信すべきだが、そうでないルールでも世の中を変えていかないと、愚痴になってしまう。合わせてやっていく必要がある」と締めくくりました。