スーパー合体! アニソン界の“大王”と“帝王”が夢の共演!!
アニメソング界の大御所として知られる歌手のささきいさおと水木一郎が夢の共演を果たして話題を集めている。ささきといえば、人気アニメ「ゲッターロボ」や「宇宙戦艦ヤマト」、「銀河鉄道999」をはじめ、数々のアニメ作品や特撮ヒーロー作品の主題歌を担当し、“アニメ界の大王”としてファンから愛されている。一方の水木も「マジンガーZ」や「バビル2世」、「宇宙海賊キャプテンはーロック」などの主題歌を歌い上げて、“アニソン界の帝王”としてファンから親しまれている。 日本のアニメの歴史を語るうえで欠かすことのできない2人が、1日に東京・港区のEXシアター六本木で行われたコンサート「六本木大決戦!ロボット軍団Z まんがまつり 水木一郎 対 ささきいさお」で夢の共演を果たした。 アニソン界を牽引してきたささきと水木だが、意外にも2人だけのコンサート共演は今回が初めて。巨頭同士の“ファーストインパクト”は、コンサートの開催が決定した瞬間からアニメファン、特撮ファンの間で大きな話題を呼び、チケットは瞬く間にソールドアウト。反響の大きさから当初はカメラ席として用意されていた地下2階を開放し、追加席として売り出したという。 そして、ステージでは会場いっぱいの観客の期待に応えんとばかりに、オープニングから水木が「マジンガーZ」、「ぼくらのマジンガーZ」をパワフルに歌い上げれば、ささきも拳を振り上げながら「ゲッターロボ!」、「合体!ゲッターロボ」を低音ボイスを響かせながら熱唱して応戦。年齢を感じさせない2人の渾身のパフォーマンスに、場内のボルテージは一気にヒートアップした。 MCでは互いを認め合う大御所同士ならではの軽妙なトークも。アニソン界では“アニキ”の愛称でも知られる水木が「芸能界ではささきさんの方が先輩なのに、(コンサートの)タイトルでは僕の名前が先に出ている…。なんという優越感!」、「『先輩』という機会もなかなかない」と話せば、ささきが「いやいや、アニメでは水木の方が先だから」とし、「水木を立てておけば、全部やってくれるから」とジョークを飛ばして笑わせた。その一方で、アニソンに対する強い愛情とプライドを共有する2人は、当時のアニメ映像をバックに生バンド演奏での歌唱、基本的に楽曲はフルコーラスで歌うといった強いこだわりも見せた。