オイルは[粘度]を見て選べ! 種類が多くて迷うオイル交換だけど……大事なことは意外とシンプルなのよ!
■どんなオイルを選べばいいの?
オイルの種類の見方を理解したところで実際にオイルはどう選ぶべきだろうか?第一にノーマルの状態で、一般的な使用をするのであれば各自動車メーカーから販売されている純正オイルがベターと言える。 純正オイルではないオイルを入れる場合でも、粘度とグレードは基本的に純正オイルと同じスペックのモノを選ぶべきだ。どのようなオイルが純正で入れられているかは、取扱説明書などに記載があるので、オイル選びの参考にするべきだろう。 オイル粘度の話の際に、「サーキット走行などをするクルマは高い粘度を選ぶ場合もある」と紹介したが、反対にエンジン保護の観点から言っても粘度の低いオイルをオススメできない。 「じゃあ高い方がいいの?」という声もありそうだが、ハイブリッド車を始めとした近年の低燃費趣向のクルマは、エンジンも抵抗の少ない低粘度のオイル使用を主体で開発していることがある。基本的に粘度は純正と同等のモノを選ぶのが無難と言える。 サーキット走行などを加味した非ハイブリッドのエンジン車でも、純正オイルよりもやたら粘度の高いオイルを入れるのは良くない。 今回はエンジンオイルを選ぶ際の基本的な情報を紹介した。このほかにもオイルに関するポイントは多くあるが、まずは粘度とグレードを目安に選ぶといいだろう。