【巨人】吉川尚輝が決めた!21イニングぶり得点で延長12回サヨナラ勝ち、接戦制し交流戦今季初勝利
◆日本生命セ・パ交流戦 巨人1x―0ソフトバンク=延長12回=(29日・東京ドーム) 【動画】尚輝が決めた!延長12回サヨナラタイムリー 巨人がサヨナラ勝ちでソフトバンクに雪辱。交流戦初勝利を挙げた。先発・堀田賢慎投はが5回まで4安打無失点と好投したが、6回2死一、三塁で無念の降板となり、今季3勝目と東京ドーム初勝利はならなかった。打線はソフトバンクの先発左腕・大関友久投手に7回まで2安打無得点に抑えられるなど得点できなかったが、延長12回1死二塁。吉川尚輝内野手がオスナ投手から右翼越え二塁打を放ち、サヨナラ勝ちで接戦を制した。吉川のサヨナラ打は5月4日の阪神戦(東京ドーム)の延長10回でマークして以来今季2度目。 前日は完封負けを喫していた巨人。26日の阪神戦(甲子園)の延長10回に得点を挙げてから20イニング連続で無得点が続いていたが、吉川の劇的な一打が21イニングぶりの得点となった。 堀田は2回、山川穂高内野手に中越え二塁打を打たれ、無死二塁となったが、後続3人を抑え無失点。3回は1死から大関のボテボテの当たりが二塁内野安打をなったが、俊足の周東佑京外野手を遊ゴロ併殺打に打ち取った。 4回は先頭の今宮健太内野手に右前打、柳田悠岐外野手は二ゴロ併殺打に仕留めたが、山川穂高内野手に四球、近藤健介外野手には右前打され2死一、二塁とされたが、栗原陵矢内野手を三ゴロに抑え、得点を許さなかった。5回は下位打線を簡単に3者凡退に抑えた。 6回は1死から今宮に四球、柳田は二ゴロに抑えたが、山川に左前打を許したところで、左腕・大江竜聖投手に交代。大江は近藤を見逃し三振に打ち取り、ピンチをしのいだ。 その後は西舘勇陽投手、高梨雄平投手と小刻みな投手リレーで8回まで無失点。9回は守護神・バルドナードが3人で抑えた。 打線は1回に先頭の丸佳浩外野手が二塁内野安打、1死から吉川が右前打、岡本和真内野手の大きな中飛で丸と吉川がそれぞれタッチアップで進塁し、2死二、三塁としたが、坂本勇人内野手は左飛に倒れ、先制のチャンスを生かせなかった。 その後は2、3、4回とソフトバンク先発の大関の前に3者凡退。5回は1死から長野久義外野手が四球で出塁したが、泉口友汰内野手は右飛、堀田は遊飛に倒れ無得点。6回は1番からの好打順も3者三振、7回も3者凡退と糸口がつかめなかった。 8回、ソフトバンクの2番手・ヘルナンデス投手から先頭の長野が追い込まれながら粘って四球で出塁。代走・重信慎之介外野手は投手のけん制で挟まれたかと思われたが二塁を奪い無死二塁。代打・増田大内野手のバントは投手内野安打となり無死一、三塁。二塁盗塁で無死二、三塁と絶好のチャンスを迎えたが、代打・萩尾匡也外野手は空振り三振、丸は見逃し三振。ヘルナンデス同士の対決は3ボールからヘルナンデスに申告敬遠で2死満塁となったが、吉川は遊ゴロに打ち取られ、大きなチャンスを生かせなかった。 9回は3番手・松本裕樹投手に1死から坂本が遊撃内野安打で出塁したが、代走・湯浅大内野手は二塁盗塁失敗。2死となったが岸田行倫捕手が死球、重信は四球を選び一、二塁としたが途中出場の門脇誠内野手は遊ゴロに倒れ、サヨナラはならなかった。 延長10回も2死からヘルナンデス、吉川の連続ヒットで一、二塁とサヨナラの好機を作ったが、岡本和が二ゴロに打ち取られた。延長11回は2死から重信、門脇が連続で四球を選んで一、二塁とチャンスを作ったが、途中出場の立岡宗一郎外野手は空振り三振に倒れた。 巨人の負けはなくなった延長12回、先頭の丸が左前打。代走にオコエ瑠偉外野手が起用され、代打・小林誠司捕手が送りバントを決め1死二塁。ここで、吉川がソフトバンクの守護神・オスナ投手の初球のストレートをたたき、右翼の頭を越える二塁打、二塁からオコエが生還し、サヨナラ勝ちをおさめた。吉川は今季2度目のサヨナラ打となった。
報知新聞社