短時間で効果抜群! 1日3分のシャドースウィングがスコアを縮める【謎キャラコーチ『わきゅう』の気になる話 ♯49】
一昨年の全米女子アマを制し、23年12月のプロテストで合格した馬場咲希プロを、中学1年から指導しているのがプロコーチの坂詰和久(さかづめかずひさ)、通称『わきゅう』だ。坂詰コーチと20年以上の付き合いがあるベテラン編集者Oが、謎キャラコーチの気になる話を聞き出す。今回は「短時間で効果抜群の素振り術」がテーマだ。
上達への近道はズバリ"素振り"
O編 一年の計は元旦にありって言うじゃない? そこで今回は、ゴルフが上手くなりたい読者のみなさんに向けて、わきゅうから何かアドバイスをもらえないかなと思って。 坂詰 う~ん。どんなのがいいんですかねえ? O編 雪や寒さでプレーできない人も多いから、練習のテーマになるようなものがいいんじゃないかな? 普段わきゅうが教えている生徒さんたちに出している課題みたいな。 坂詰 あぁ、それなら素振りですよ。上手くなりたいなら素振りが一番です。ボクはプロにもアマチュアにも、全員にやってもらってますから。 O編 ど直球できたね(笑)。 坂詰 だって、それが上達の早道なんですもん。スポーツ経験のある人だったら、みんな知ってるはずなんです。素振りが大事だって。ホント、野球だって、テニスだって、卓球だって、剣道だって、道具を使うスポーツはみんな素振りをするじゃないですか。ところが、ゴルフだけはみんなやらない。だから、なかなか上手くならないんです。 O編 まぁ、早く上手になる人は、ちゃんと素振りしてるよね。 坂詰 でしょ。 O編 でも、ただ振ればいいってもんじゃないでしょ? それこそ、悪い動きをたくさんやったら、それが染みついちゃうわけだし。 坂詰 そうですね。いい動きを身につけるためには、質のいい動きを反復する必要があると思います。そういう意味でも素振りは大切なんです。 O編 どういう意味? 坂詰 球を打っていると、どうしても上手く当てようととか、球を真っすぐ飛ばそうとしちゃうじゃないですか。そうすると、自分の体がどんな動きをしているのか、自覚しにくいんですよ。その点、素振りは球を打たないので、自分の意識を体の動きに集中できますからね。
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