短時間で効果抜群! 1日3分のシャドースウィングがスコアを縮める【謎キャラコーチ『わきゅう』の気になる話 ♯49】
"動き"に意識を向けて、体の正しい使い方を覚える
O編 体の動きに集中できれば、やりたい動きができているのか、できていないのか、自分で判断しやすいってことだね。で、どんな素振りをしたらいいの? 坂詰 最初は、クラブを持たずに、シャドースウィングで体の動きを覚えるといいんじゃないでしょうか。 O編 具体的に教えてよ。 坂詰 まず、上の写真のようにアドレスの姿勢を作り、5~7番アイアンくらいのクラブを胸の前に当てて、フェースを体の正面に向けます。このとき、腰をそらせていると腰痛の原因になるので、背筋が真っすぐ見えるようにしてください。 O編 その構えができたら? 坂詰 前傾角度を変えず、上半身を右に回旋してバックスウィングします。このとき、左肩を右つま先に近づけながら、右のお尻でしっかりとエネルギーを受け止め、右腰が右に流れないようにしてください。 O編 そんなに大きな動きじゃないよね? 坂詰 そうなんです。バックスウィングの体の動きって、それほど大きくないんです。そういうことも、このシャドースウィングで感じ取ってほしいんです。 O編 その後の動きは? 坂詰 なるべく頭の高さを変えないようにして、両足で地面を押し、両脚を伸ばしながら、体を左に回旋させていきます。このとき、胸に当てたクラブのフェースで、ボールを打つようなイメージでスウィングしてください。 O編 クラブの延長線上にボールがある感じでいいのかな? 坂詰 そういうことです。そうすると、前傾角度を保って体を回旋させる感覚がわかると思います。人によっては、体が右に傾いている感じがするかもしれませんが、それが正しい体の使い方なんです。 O編 いわゆる右のサイドベンドの動き(体が右に傾く動き)が体感できるわけだね。 坂詰 ええ。そこからは、体を左に回しながら、左足の上に体を乗せて、左足1本で立てればOKです。 O編 これを1日にどのくらいやればいいの? 坂詰 3分でいいんです。それならどんなに忙しい人でもできるでしょ? 大事なのはいい動きを意識しながらやること。それを毎日続けることです。次回は、クラブを持った素振りを紹介しますが、まずはシャドースウィングで、質のいい動きを身につけてほしいですね。 PHOTO/Takanori Miki THANKS/GMG八王子ゴルフ場
週刊ゴルフダイジェスト
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