【動画解説】来週 台風が沖縄接近のおそれ 西~東日本でも大雨となる可能性
来週は、熱帯低気圧から変わる台風の影響を受ける見込みです。28日(火)~29日(水)頃は、暴風域を伴って沖縄に近付くおそれがあるでしょう。また、西日本や東日本でも、台風の間接的な影響で大雨になる可能性があるため、注意が必要です。
24日(金)正午現在、熱帯低気圧はフィリピンのミンダナオ島の東にあり、北西に進んでいます。熱帯低気圧は発達しながら北上し、24日(金)の夜までには台風に変わる見込みです。
来週になると、台風は沖縄の南まで北上してくるでしょう。特に28日(火)~29日(水)にかけては、強い勢力で沖縄地方に接近する可能性があります。暴風域を伴うおそれもあり、強まる風にも注意が必要です。
台風は本州付近には近づかない見込みですが、間接的な影響をもたらすおそれがあります。27日(月)から28日(火)にかけては、前線や低気圧の影響で広く雨が降る見込みです。台風の進路次第では、前線に向かって台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になる可能性があります。
特に28日(火)は、西日本から東日本のあちらこちらに活発な可能性がかかり、警報級の大雨となるおそれがあります。まだ不確実性が大きいため、今後の情報にご注意下さい。(気象予報士・石上沙織)