GRヤリスにエメヤ、アルトゥーラまで BBDC 2024(1) 1年を代表する「最高の1台」を選ぶ3日間!
審査員は英編集部のスタッフで構成される6名
2024年の審査員は、おなじみといえるAUTOCAR英国編集部のスタッフ6名。これまでの経験を活かし、公平な配点が導かれる。年齢の幅が広いことも特徴といえる。 ■マット・ソーンダース(Matt Saunders) ロードテスト編集者 ノミネート車両の予約から、請求書の処理、ラップタイムの計測までこなす、影の力持ち。馬鹿げていると思いつつ、バッテリーEVの充電用にディーゼル発電機も用意した。審査員6名ぶんのプロフィールも、筆者がまとめている。自画自賛は控えておこう。 ■リチャード・レーン(Richard Lane) ロードテスト副編集長 リンカンシャー州の冬空へこだまする、様々な内燃エンジンの咆哮を聴き比べながら、しっぽり感傷に浸っていた。英国の鳥類保護協会が、彼の報告を待っているかも。 ■マット・プライヤー(Matt Prior) 編集長 英国の購読者とのオフミーティングへ参加した都合で、他の審査員より遅れてキャドウェルパーク・サーキットへやってきた。遅れを取り戻すため、朝1番で慣れないコースを1周ランニングしていた。その途中に、派手なジャンプを決めながら。 ■アンドリュー・フランケル(Andrew Frankel) 上級寄稿者 このメンバーの中では、最も公平な判断を下すといえ、経験も豊か。誰よりも手は抜かない。公道でもサーキットでも、彼から離されないペースで運転できれば、悪くないスキルの持ち主といえる。 ■ジェームス・ディスデイル(James Disdale) 寄稿者 今年も審査員の士気を高めてくれた、ディスデイル。いつも熱心に評価へ向き合い、洞察力の深い発言をする。彼の自宅はリンカンシャー州に近く、自身のロータスに乗って来ていた。 ■イリヤ・バプラート(Illya Verpraet) ロードテスター 片隅で細心の注意を払ってメモを確かめ、評価へ集中していた。あまりにも静かで、帰宅したのかと勘違いしてしまったほど。だがノーブルを酷く気に入り、自宅へ連れ帰ろうとしていたのは本当だ。やる気に溢れる若手といえる。 この続きは、BBDC 2024(2)にて。
マット・ソーンダース(執筆) マックス・エドレストン(撮影) ジャック・ハリソン(撮影) 中嶋健治(翻訳)