都議会自民党“不記載”疑惑に東京・北区長が言及「不記載ない 細かい指示はなかった」
東京都議会の会派「都議会自民党」で政治資金収支報告書に不記載があった疑惑について、当時自民党の都議会議員だった東京・北区の山田加奈子区長が言及しました。 北区の山田区長は12月19日、記者団の取材に対し、都議会自民党の議員だった当時、政治資金パーティーに参加していたことを認めた上で「パーティー券の販売ノルマの枚数を超えず、不記載も生じていない」と説明しました。 山田区長は「結論から言うと、不記載等はございません」とした上で「(都議会に)入ってすぐの新人だったので、50枚を売るというのは本当に多い枚数なので、ノルマの枚数を目指して販売したが、それを超える販売がなかったということで、不記載も生じていない」と説明しました。 政治資金パーティーの問題については、都議会自民党から配布されたパーティー券を都議が個人や企業などに販売し、都議らおよそ20人がノルマ以上に販売した分を政治資金収支報告書に記載しなかった疑いが持たれています。 山田区長は2020年7月に都議会議員に就任し、その間、都議会自民党の政治資金パーティーに参加していたということです。また、パーティー券の販売ノルマの超過分について「事務局から細かい指示はなかった」と明かしました。山田区長は「事務局から説明を受けたという記憶はない。まず50枚分を売って納入するようにということがとにかく私たちの使命だったので、そこの記憶だけ。それ以外の細かい指示は特段なかったと思う」と述べました。