老若男女が「プッ」柿の種を飛ばしてハワイに行こう!南部町で復活開催「柿の種吹きとばし大会」(鳥取)
山陰中央テレビ
コロナ禍による中止を経て、名物イベントが復活です。鳥取県南部町で「柿の種吹きとばし大会」が5年ぶりに開かれ、約250人が町の特産・富有柿(ふゆうがき)の種を吹き飛ばし、その飛距離を競いました。 男性も女性も…老いも若きも…真剣です。23日、鳥取県南部町で開かれた「全国柿の種吹きとばし大会」。町の特産・富有柿をおいしく味わったあと、残った種を口に含んで…思い切り吹き飛ばし、その飛距離を競います。 女性参加者: 美味しいです。頑張ります。 富有柿のPRのため、合併前の旧会見町時代に始まった恒例のイベントですが、コロナ禍で中止が続き、今回、町制施行20周年の記念事業として5年ぶりに復活しました。 メンズ、レディース、ジュニアの3つの部門に県の内外から集まったのは約250人、それぞれ工夫を凝らし、より遠くを狙いますが、なかには…。 恐竜に仮装した参加者: ザウルスですから、破壊的な数字を出したいと思います。 女性参加者: 子供と手を繋いで3人で力を合わせて、柿の種をたくさん飛ばしました。パワーがでました。 一方で、イベントを楽しみながらも、何とか飛距離を伸ばそうと真剣な表情の人も。その理由を聞くと…。 女性参加者: 合言葉はハワイに行くぞう。 大会が始まったころからのキャッチフレーズは「柿の種を飛ばしてハワイに行こう!」で、今回も大人の部の優勝者には「ハワイ旅行相当」の旅行券が贈られます。 今回は大会記録の更新はなりませんでしたが、メンズ部門では12メートル63センチをマークした米子市の男性、また、レディース部門では9メートル75センチを記録した鳥取市の大学生がそれぞれ「ハワイ旅行相当」の旅行券を手にしました。 レディース部門優勝 鳥取大学・伊丹真音さん: せっかくだから、ハワイ行きたいと思います。 メンズ部門優勝 米子市在住・西村洋亮さんの奥さん: 優勝の秘訣は足腰だと思います。ビックリです、惚れなおしました。皆で旅行して、いい思い出をつくりたいと思います。 またジュニア部門では、8メートル35センチで米子市の中学1年生が優勝、韓国旅行相当の旅行券が贈られました。 ジュニア部門優勝者: まだ決めていないけど家族全員で行きたいです。 南部町・須山清孝町長: 大阪からも来ていただいてる若者たちに合って、喜んでくれてる姿見て、柿美味しかったとか、もっと全国に発信できる絶好の機会だと思いますので、今後とも続けていきたい。 2024年は、カメムシ被害の影響で南部町の富有柿も収量が減少したということですが、復活した名物イベントは旬を迎えた富有柿の絶好のPRの場になったようです。
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