【NFL】記録的な活躍を見せるも「驚いてはいない」と語るMVP候補のイーグルスRBバークリー
フィラデルフィア・イーグルスのランニングバック(RB)セイクワン・バークリーがMVP候補に名乗りを挙げている。現地24日(日)夜、37対20でロサンゼルス・ラムズに勝利した後、SoFiスタジアムのフィールドを駆け抜けたバークリーは、アウェーの観客席から“MVP”という歓声を浴びた。バークリーはこの試合で255ランヤードを稼ぎ、試合後半には70ヤードと72ヤードのロングタッチダウンを決め、ラムズの逆転の可能性を完全に封じ込めた。試合を通じてバークリーは302スクリメージヤードを記録している。
バークリーは自身のパフォーマンスを称賛された際に、素晴らしいブロックをしてくれた仲間たちのおかげだと語った。
チーム公式サイトによると、バークリーは「1人ではできない。素晴らしい選手たちに囲まれている。俺が今日決めたどのプレーを見ても、たくさんの選手たちが俺のために期待以上の活躍をしてくれたことが分かるはず」と話したという。
バークリーはラムズ戦で記録したランヤード(255ヤード)でフランチャイズの単一試合記録を樹立。これは、1試合あたりのランヤードとしてリーグ史上9番目に多い数字でもある。
今シーズン、新たにイーグルスに加入したバークリーは11試合を通して1,392ランヤードを記録しており、このペースでいけば2,151ランヤードに達する見込みだ。それが実現した場合、バークリーは2,000ヤードの大台を超え、エリック・ディッカーソンが保持している単一シーズンの最多ランヤード記録(2,105ヤード)を上回ることになる。
バークリーが日曜日に見せた圧巻のパフォーマンスには多くの賛辞が寄せられている。
イーグルスヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニは「セイクワンにはホームランを打つ能力がある。だから、あのような展開になるときがあるんだ」とコメント。
「ショートゲイン、ショートゲイン、ショートゲイン・・・そしてドカーンとホームラン。セイクワンはまさにそういうタイプの選手だし、オフェンシブラインもフロントの変化にうまく対応してくれていた」