【NFL】記録的な活躍を見せるも「驚いてはいない」と語るMVP候補のイーグルスRBバークリー
バークリーはニューヨーク・ジャイアンツで6シーズンを過ごした後、イーグルスと3年3,800万ドル(約58億5,333万円)の契約を締結。リーグで最もダイナミックなランニングバックの1人として常に活躍してきたバークリーだが、キャリアで初めて強力なオフェンシブラインの後ろでプレーする中で、その存在感はさらに増している。
「正直に言うと、驚いてはいない」と明かしたバークリーはこう続けた。
「こんなに成功するとは思っていなかったけど、ここにいられることや、新たなスタートを切れたことに感謝している。ここに来たかった大きな理由は、ここなら自分のストーリーを書き直して、自分がなれると思うような選手、なるべきだった選手としての姿をみんなに見せられると感じたことだ。今はそれがうまくいっている」
イーグルスがNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)の第1シードをかけてデトロイト・ライオンズの後を追っている中で、バークリーがMVP候補に名乗りを上げたことに疑問の余地はないだろう。しかし、それが厳しい戦いであることに変わりはない。2,000ヤード突破を成し遂げたエイドリアン・ピーターソンが2012年シーズンに選ばれて以来、ランニングバックはMVPに選出されておらず、この栄誉は11年連続でクオーターバックが受けている。バークリーが現在のペースを維持すれば、投票者たちはその連続記録に終止符を打つかもしれない。しかし、バークリーにとってそれは、どうでもいいことのようだ。
「そういう話に名前が出るのはうれしい」と語ったバークリーは「それは素晴らしいことだけど、これはチームスポーツだ。“今のようなシーズンを送ってMVPに選ばれるけど、スーパーボウルでは勝てない”と言われるか、“今のようなシーズンを送ってもMVPやオフェンス部門年間最優秀選手には選ばれないけど、スーパーボウルで勝てる”と言われるかだったら、俺は後者を選ぶ」と続けている。