ベトナム成長率、今年は6.8─7.0%の見込み 上振れ目指す=首相
[ハノイ 21日 ロイター] - ベトナムのファム・ミン・チン首相は21日の国会で、今年の国内総生産(GDP)が6.8─7.0%増になるとの見通しを示すとともに、政府はこの上限を上回る成長を目指していると説明した。 1カ月にわたる国会の冒頭で演説し、公的債務は制御されており法定上限をはるかに下回っていると述べた。 さらに2025年は、15%の信用拡大目標と交通インフラへの支出を含む公共投資を背景に7.0─7.5%の成長を目指すと説明。外国投資を誘致して輸出市場の拡大にも取り組むとし、「多くの課題が待ち受けているが、いかなる課題もわれわれの足かせにはならない」と強調した。 統計総局が発表した第3・四半期のGDPは2年ぶり高水準となった。好調な輸出と鉱工業生産、外国からの投資が押し上げたが、先月の台風で甚大な被害が生じており、今後の成長に影響が出る可能性もある。