【ハイセイコー記念】スマイルマンボが人気に応え重賞初制覇
矢野貴騎乗で1番人気のスマイルマンボが重賞初制覇を飾り、南関2歳の頂点に立った。好スタートを決めてハナを奪い、道中はマイペースで逃走。直線に向いたあたりからリードを広げ、2着シビックドリームに6馬身差をつけた。タイム1分42秒6(稍重)。全日本2歳優駿(12月11日、川崎、JpnⅠ、ダ1600メートル)の優先出走権を獲得。次走については今後の状態を見てから決められる。 ■スマイルマンボ 父デクラレーションオブウォー、母ハルサンサン、母の父サウスヴィグラス。鹿毛の牡2歳。大井・坂井英光厩舎所属。北海道新冠町・三村卓也氏の生産馬で、馬主は山田徳光氏。戦績4戦3勝。獲得賞金2798万円。重賞初勝利。ハイセイコー記念は坂井英光調教師が初勝利、矢野貴之騎手は2018年ラプラス、22年マンダリンヒーローに次ぐ3勝目。 ◇ ◆矢野貴騎手(スマイルマンボ1着)「スタートから自分のリズムで行けた。まだ幼いところがあって、ちょっと物見するところがある。(左回りにも)おとなしくて乗りやすいので対応できる」 ◆坂井英調教師(同)「スタートが決まれば先行すると思っていたが、まさか逃げるとは思っていなかった。いい勝ち方をしてくれたので、来年の3冠レースが楽しみになった」 ◆安藤洋騎手(シビックドリーム2着)「スタートが決まったから、抑えるよりはと思って2番手につけた。ただ、本来は切れを生かすような競馬が合っていると思う」 ◆森泰斗騎手(ユウユウスキー3着)「レース自体はうまくいったけど、勝ち馬が強かったね。だいぶ力をつけている」 ◆和田譲騎手(アクナーテン4着)「外枠がいいほうに出た。いい位置につけられて、最後まで食らいついてくれた。マイルは合うし、伸びしろもある」 ◆山崎誠騎手(アレンパ5着)「テンションは少し高かったけど、力のある馬だね。タフな展開でも、しっかり競馬ができていた。距離は延びても大丈夫」