「最近、武内にあるところですよね」…痛恨の1球で4連敗のルーキー左腕に西武渡辺監督代行が示した課題
◆ソフトバンク3-1西武(8日、みずほペイペイドーム) 最下位西武にとっては首位チーム相手に3タテを食らわす願ってもない好機だった。その芽をつぶしたのが1点ビハインドの8回に登板した2番手のボーだった。先頭打者への四球に自らのけん制悪送球が絡んで招いたピンチに犠飛で追加点を献上。「結局、ミスが出ると、ああいう形になるよね」。今季2度目の同一カード3連勝を逃した渡辺監督代行も敗戦を受け入れるしかなかった。 ■〝31年ぶり夏休み〟松井稼頭央さん近影が話題【写真】 先発の武内夏暉は7回2失点で敗戦投手となった。7勝目を挙げた8月3日の楽天戦を最後に4連敗。1カ月以上も白星から遠ざかっている。甲斐拓也に浴びた2回の2点適時打は6球続けた直球が最後、高めに甘く入った。「抑えてやろうという気持ちだったんですが、力んでしまいました」と痛恨の1球を振り返った。 苦境のシーズンとなった西武にとって、新人王有力候補の武内は希望の光でもある。「2アウトからの投げミス…最近、武内にあるところですよね。勝負球がちょっと甘くなる」。左の主戦とし羽ばたいてほしいだけに渡辺監督代行も乗り越えるべき課題を明確にすることを忘れなかった。(西口憲一)
西日本新聞社