<速報>錦織に完勝のジョコ「圭は疲れていた。ベストに見えなかった」
男子テニスの今季最終戦ATPツアーファイナル(ロンドン)の準決勝が、日本時間20日に行われ世界ランキング5位の錦織圭(26、日清食品)が、同2位のノバク・ジョコビッチ(29、セルビア)に挑んだが、1-6、1-6のストレート負けを喫した。ジョコビッチのサーブと、強いストロークで深く揺さぶられた錦織は終始ペースをつかむことができず、セカンドサーブがポイントにつながる確率も低く、わずか66分で内容的にも完敗。初の決勝進出を果たすことはできなかった。これで対ジョコビッチの対戦成績は、10連敗となった。 試合後、ジョコビッチはコート上でのフラッシュインタビューにこたえ、「いいスタートを決められた。第1ゲームをリードできた。戦術的には、計画していたことをほとんどできた。トップを相手にいいスタートを切るのは難しいが、圭は疲れていたように見えた。ベストの状態には見えなかった。来シーズン、彼にまた会いたい」と、錦織がベストでなかったことを強調した。 ジョコビッチの決勝相手は、地元でランキング1位のアンディ・マレーー(29、英国)。 「上り調子です、いい方向に向かっている。ランキング1位もかかっているし、この機会を楽しみたい。歴史上一度もない、1位、2位との最後の戦い。アンディは、長く戦ってきた相手だし、素晴らしい試合にしたい」と、決勝戦に向けての抱負を語った。