（C）いましろたかし・講談社／化け猫あんずちゃん製作委員会

7月19日（金）より全国公開の映画『化け猫あんずちゃん』。実写で撮影された映像をもとにアニメーション化するロトスコープの手法がとられた本作、この度実写で撮影された映像とアニメーション化された映像の比較動画が公開された。 いましろたかし氏による漫画『化け猫あんずちゃん』がアニメーション映画化。久野遥子・山下敦弘がW監督を務め、俳優の森山未來が主人公の化け猫の声と動きを担当し、第77回カンヌ国際映画祭「監督週間」にて公式上映され、アヌシー国際アニメーション映画祭2024 長編コンペティション部門へ正式出品された、世界中から注目を集める映画『化け猫あんずちゃん』。 実写で撮影した映像をもとにトレースなどをし、アニメーションにする「ロトスコープ」という手法を用いて作られた本作。実写の撮影では、森山未來を始め一流俳優たちを山下敦弘監督率いる実写班が撮影。その映像をもとに、久野遥子監督がアニメーション化。そしてこの度アニメーション映像と、そのもととなった実写映像の比較動画2シーンが公開された。 あんずちゃんがバイクに乗って登場するシーンの比較動画では、森山未來とあんずちゃんが同じ動きをしていることが見てとれる。あんずちゃんが原付のスタンドをけりあげ停めて降りるといった細かい動作や、携帯電話をかけている姿勢など、姿形は全く違うが森山のお芝居があんずに最大限表現されていることが分かる。また砂ぼこりが舞い上がる光景など、背景においても実写とアニメが見事にシンクロした仕上がりになっている。 また、あんずちゃんが駐車場で缶コーヒーを飲むシーンの比較動画では、気だるげで眠そうな演技をする森山未來の表情が、アニメのあんずちゃんにそのまま反映。姿形は違うが、どこか森山未來を感じるあんずちゃんに注目だ。 そして公開初日には、久野遥子監督、山下敦弘監督、かりん役の五藤希愛、かりんの父・哲也役の青木崇高、かりんの母・柚季役の市川実和子が登壇する初日舞台挨拶が決定した。 完成した映画では、ロトスコープにより実際の人物のエッセンスを感じられる活き活きとしたキャラクターに生まれ変わったキャストによる撮影中のエピソードや、企画から約8年にわたり本作と共に歩んできた両監督に、いよいよ公開を迎えた思いなど興味深い話が聞けそうだ。 『化け猫あんずちゃん』は今週末の7月19日（金）公開。世界から注目を集める “化け猫” に乞うご期待。 （C）いましろたかし・講談社／化け猫あんずちゃん製作委員会