金沢学院大附が初優勝 県高校サッカー、遊学館に1―0
●12月、全国大会に出場 第103回全国高校サッカー選手権石川県大会(北國新聞社後援)は2日、金沢市の金沢ゴーゴーカレースタジアムで決勝が行われ、金沢学院大附が遊学館を1―0で破り、初優勝を飾った。金沢学院大附は12月28日に東京・国立競技場で開幕する全国大会に出場する。 【写真】そろいの優勝記念Tシャツを着て記念写真に納まる金沢学院大附属高の選手=金沢ゴーゴーカレースタジアム どちらのチームが勝っても初制覇となる一戦は、試合開始前から強い雨が降り続き、終始ピッチがぬかるむ中で行われた。金沢学院大附は後半4分、ゴール前に走り込んだMF山﨑獅音(しおん)(3年)が右足でゴールを決めて先制。その後の遊学館の猛攻をしのぎ切り、悲願の頂点に立った。 終了のホイッスルが鳴ると、抱き合って喜び合った金沢学院大附イレブン。雨の中、応援に駆け付けた部員や卒業生、吹奏楽部、チアリーダーの前で優勝杯を掲げ、北一真(かずま)監督を胴上げした。 ●「扉こじ開けた」北監督 元JリーガーGKで星稜高OBの北監督は就任9年目での快挙。「素直にうれしい。苦しい時期もあったが、選手が自分たちで扉をこじ開けてくれた」とたたえた。MVPに選ばれたDF山下聖真(せな)主将(3年)は全国大会に向けて、「まずは1勝すること。全国にはもっといい選手がいるので、大会までもっと仕上げていきたい」と意気込んだ。 金沢学院大附は前回大会の準決勝で鵬学園にPK戦の末に敗れ、ベスト4だった。今大会は準決勝で4連覇中の星稜を破り、2018年の第97回大会以来、2度目の決勝に進んだ。