函館経済新聞・年間PVランキング1位は「イトーヨーカドー跡に新施設」
函館経済新聞の2024年PV(ページビュー)ランキング1位は、イトーヨーカドー函館店跡に開業する商業施設のテナントが決まったことを伝える記事だった。(函館経済新聞) ランキングは、今年1月1日から12月12日までの1年間に配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。 1. イトーヨーカドー函館店跡に12月開業の商業施設、テナント23店決まる(10/17) 2. 丸井今井函館店に「ディーン&デルーカ」ポップアップ出店 函館初登場の品も(5/17) 3. 大型連休後の北海道・東北新幹線の乗車が半額に 道内の特急は60%割引(3/28) 4. 「函館×名探偵コナン」特別イベント詳細決まる ラッピング市電・バスも(3/25) 5. ホテル「センチュリーマリーナ函館」に初のGLAYコンセプトルーム登場(9/2) 6. JR北海道×名探偵コナン「100万ドルの五稜星」コラボ ラッピング車両も(4/18) 7. 函館「五島軒」本店内にカフェ 145年の歴史で初の新業態店開業へ(4/24) 8. 函館アリーナで「ウマ娘」リアルイベント初開催 「絆」テーマにファンと交流(9/1) 9. 森町「ビレッジベーカリー駒ヶ岳」がフレンチデリ ワンコインで販売開始(4/27) 10. 星野リゾート「OMO5 函館」開業 宿泊客限定市場ツアーや無料周遊バスも(7/5) 1位に輝いたのは、イトーヨーカドー函館店跡にできる新商業施設の話題。函館市民に親しまれてきたイトーヨーカドー函館店の閉店後、使われていなかった建物にどんな施設ができるのかは大きな関心事だっただけに、テナント情報の発表は多くの注目を集めた。12月20日のオープンが待たれる。 2位は「ディーン&デルーカ」のポップアップ出店を伝えた記事。普段函館で買えない人気ブランドの出店に注目が集まった。 3位は、春の大型連休後の期間限定で北海道・東北新幹線や道内の特急列車が大幅に割引となることを紹介した記事。4位・6位には、函館を舞台にした映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」に関連する話題がランクインした。映画公開直後から、「聖地巡礼」を目的に多くのファンが函館を訪れ、普段は観光客が訪れない場所がにぎわったり、映画とコラボレーションしたスタンプラリーの押印場所に行列ができたりと、今までなかった光景が見られた。 5位には、同作品にも登場した函館市内のホテルの話題。地元出身の国民的ロックバンドGLAYとのコラボがファンの心をつかみ、連日予約で埋まっているという。名探偵コナンやGLAYの話題は、地域資源とエンターテインメントの融合が新たな観光需要を創出する可能性を示していると言える。 7位にランク入りした五島軒本店のカフェは、老舗の新たな挑戦として注目を集めた。8位には、人気コンテンツ「ウマ娘」リアルイベントの話題がランクイン。近年、地方都市でのアニメ・ゲーム関連イベントの開催は増加傾向にあるが、函館でも同様の動きが見られた形だ。 9位の「ビレッジベーカリー駒ヶ岳」がフレンチデリの取り扱いを始めた話題は、地域に根差した店舗の新たな取り組みとして注目を集めた。10位には、ホテル「OMO5 函館」の開業がランクイン。近年、函館では新たなホテルや宿泊施設の開業が相次いでいるが、その中でも星野リゾートの「OMO」ブランド進出は大きな話題となった。スタッフが街の案内人を務めたり、宿泊者専用の周遊バスを走らせたりする独自の取り組みも注目を集めている。 今年のランキングを振り返ると、大型商業施設の開業、人気コンテンツとのコラボレーション、老舗の新たな挑戦、地域に根差した店舗の活性化など、多岐にわたる動きが見られた。これらの出来事は函館の経済や文化に影響を与え、さらに街の魅力を高める効果をもたらした。来年も「まちの記録係」として、函館の動きを伝えていきたい。
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