レッドブルとフェルスタッペンの異次元の強さは今シーズンも健在!【堂本光一 コンマ一秒の恍惚Web】
■角田選手にとっては正念場のシーズン アストンマーティンはちょっと読めないところがあります。昨シーズン、レッドブルのマシンを真っ先に模倣して、それが大きなアドバンテージになっていましたが、今シーズンは他チームも"レッドブル化"を進めてきました。その中で、アストンマーティンがどれぐらいの力を発揮できるのか? 昨シーズン、ほかのチームが同じようにレッドブルのマシンを模倣して徐々に開発を進めてくると、アストンマーティンは勢いがなくなりました。開幕戦を見る限りは、23年シーズンの序盤のような勢いは感じられません。 そう考えると、24年シーズンの序盤はレッドブル、フェラーリ、メルセデス、マクラーレンの4チームが上位争いをして、その後ろでアストンマーティンとRBが入賞をかけて競い合うことになるのかなと予想しています。 角田選手の所属するRBはアストンマーティンに勝ってほしいですし、F1参戦4年目となる今シーズンは角田選手にとっても正念場です。昨シーズンはチームメイトのダニエル・リカルド選手が途中からの加入だったので、マシンの理解度という意味では角田選手にアドバンテージがあったと思います。でも今年に関してはイーブンでのスタートなので、開幕からリカルド選手とガチンコ勝負です。 F1で通算8勝を記録するリカルド選手は強敵です。彼を相手に角田選手がどんな走りを見せてくれるのか。今シーズンの活躍次第ではレッドブル移籍への道が開けてくるかもしれないので、応援しています! ☆取材こぼれ話☆ 昨シーズンに続いて圧倒的な強さを披露し、開幕戦でワンツー・フィニッシュを飾ったレッドブルだが、チームのクリスチャン・ホーナー代表は女性従業員に不適切な行為をしたとして告発を受けた。「レッドブルはオフのテストから盤石の走りを見せていたので、スキがあるとすれば、ホーナー代表の問題だけだと思っていました。それでチーム内がゴチャゴチャに揉めて、フェルスタッペン選手が焦って......なんて思っていましたが、そんなことは一切なかったですね。やっぱりF1は強いチームは強い。それが開幕戦であらためて証明されたと思います」 スタイリング/渡邊奈央(Creative GUILD) 衣装協力/AKM ヘア&メイク/大平真輝 構成/川原田 剛 撮影/樋口 涼(堂本氏) 写真/桜井淳雄