南城市長が強制わいせつ容疑で書類送検を受け会見
南城市の古謝景春市長が元運転手の女性に対する強制わいせつ容疑で書類送検された事を受け、きょう11月8日、市長本人が会見を開き、改めて容疑を否認しました。 県警によりますと南城市の古謝市長は2022年12月、南城市内を走行中の公用車で当時、運転手を務めていた女性にわいせつな行為をした疑いが持たれていて県警は11月5日に、古謝市長を起訴するよう求める「厳重処分」の意見を付け書類送検しています。 これを受け古謝市長はけさ、5分間に限定し会見を開き改めて容疑を否認しました。 古謝市長は「これから始まる検察の捜査にも全面協力し、無実が証明できるよう引き続き取り組んでまいります」と話しました。また、今後の進退については「わいせつ行為はしていないため、辞職は考えていない」と説明しました。会見後には、野党会派の南城市議らが市長の辞職を求める申入書を市に提出しています。 この事件を巡っては市長の家族が、被害を訴えた女性を虚偽告訴罪で告発していて、県警は、起訴を求めないとする「しかるべき処分」での意見をつけ書類送検しています。 古謝市長のこれまで 古謝市長はこれまでの取材や議会で一貫して「やっていない」と無実を主張していて女性とは真っ向から対立しています。この問題を巡るこれまでの経緯を改めて振り返ります。 2022年12月 警察によりますと古謝市長が移動中の公用車の中で運転手だった女性にわいせつな行為をしたとされるのは2年も前のことです。 2023年1月 女性は去年1月に警察に被害届けを提出、受理されています。 2024年9月 今年9月には古謝市長の息子らが女性に対し虚偽告訴の疑いで警察に告発状を提出。 今月5日 今月5日には市長・女性ともに書類送検されています。 現職の市長が書類送検されるという異例の事態に市民からも様々な声が決まれました。 市民「本当だったら信じられないなとおもいますね」「辞任とか考えられたほうがいいんじゃないですかね」「あとは裁判でしっかり白黒つけてほしいと思いますけど」 市民「受け止め方によっても違うかもしれないんですけど、女性としてはそういうことはあってほしくないと思いました」「ありえないっていうのかな」 市民「本人がやっていないと言っている以上は嘘つく人ではないので、やっていないと思います」「裁判を見守るしかないんじゃないですか」 市民「(書類送検のニュースを見て)印象が悪くなりました」「(市長の無罪主張について)本当にやっていなければいいけど、やっぱ訴えている方がいるので、なんかあったのかなと思いながらニュースは見ていました」 古謝市長をめぐる問題で市制に混乱が生じています。一刻も早い真相究明が待たれます。