毎日続く記録的猛暑 熱中症を防ぐためにしておきたいことは? 医師がアドバイス(静岡)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
県内は、8日も各地で35度以上の猛暑日を観測し、危険な暑さになりました。「熱中症警戒アラート」が5日連続で発表されるなど、厳しい暑さが続く中、熱中症の予防法をクリニックに聞きました。 (セミの鳴き声)♪ミーン・・・ 7日、静岡市は強い日差しで気温が上がり、全国でことし初めて、最高気温が40℃に。 (佐野 巧 記者) 「暑さの影響か、人通りも少ないようにみえます」 (静岡市内在住の親子) 「40℃は暑いです、外にいられない」 静岡市内では、水遊びをする子どもたちの姿も。 (水遊びに来た子ども) 「暑い。水ぬるいけど楽しい」 (父親) 「暑い 午前中はサッカーしてて、そのまま来た」 長蛇の列となっていたのが、こちらのお店。 (氷を削る音)♪シャリシャリ・・・ みなさんのお目当ては、冷たいかき氷。 (店の前で並んでいる人) 「暑い、早くかき氷食べたい」 ようやくテーブルに着いて、冷たいかき氷をひと口。ほっとした表情が広がっていました。 こちらは、6日海開きした熱海サンビーチ。7日、ビーチには海風も吹いていましたが・・・ (観光客) 「地面から熱気がすごい歩けない熱すぎる」 (海水浴客) 「いま泥団子つくっていた(砂が)熱い」「いい感じ。ちょっと痛くなっちゃいそうな感じ」 (松川タライ乗り競走 スタート)♪よーいドン こちらは伊東温泉の夏の恒例イベント、「松川タライ乗り競走」。午前10時のレーススタート前から、気温は早くも30℃に達していましたが、参加者らは水しぶきをあげながら暑さを吹き飛ばす熱戦を繰り広げ、おなじみの転覆シーンで訪れた人の笑いを誘っていました。 (外国人の参加者) 「水は気持ちいい?(うなずく)」「楽しかった、難しいね」 こちらは掛川花鳥園。猛暑は、鳥たちも苦手なようで… ミミズクには、ミストを。喜んでいるのか水が苦手なのか? ペンギンには、シャワーを。こちらは、頭や体をプルプルさせて気持ちよさそうです。 (掛川花鳥園 北條龍哉さん) 「空調は効いていて、だいたい25度ぐらいになるように動かしていて」「鳥も人間と同じで暑いとぐったりしたり、元気がなくなったり、水を良く飲むようになり色々な反応がありますので、そういった反応を見逃さないようにしています。」 (白鳥 貴久 記者) 「七夕まつりには多くの人が訪れ、会場は人であふれかえっています。」 こうした中、賑わっていたのが清水区で開催された七夕まつりです。商店街のお店や市民が作った83本の七夕飾りがアーケードを華やかに彩り、7日は8万人近くが訪れました。 (来場者) 「アーケードがあるので全然違う。 直射日光浴びてきたが、ここに入った瞬間、もう体感温度 が5度以上違いすごく涼しい」 大賑わいの会場とあって出店は大忙し。暑い中でも次々飛び込んでくる注文に対応していました。 一方、会場内に設置された救護所には、体調不良者に経口補水液などを準備して対応に当たっていました。 (救護所の医療スタッフ) 「大量に汗をかいた状態で、歩くのがつらいという方です。水分をとってもらって、あちらのベッドを使ってもらってゆっくり休んでいただいた。」 *** *** 猛暑は、8日も。静岡市で37.4℃、浜松市天竜区佐久間で36.7℃など、県内6つの観測地点で35度以上の猛暑日となりました。 (勝俣 宜彦 記者) 「午後1時半を過ぎた静岡市です。気温は昨日より多少低いですが、風は温かく、まるでサウナに入ったように息苦しいです」 危険な暑さが続く中注意が必要なのが「熱中症」です。静岡市駿河区のクリニックには、熱中症の症状を訴える患者が訪れているといいます。 (東静岡クリニック 白川京佐 院長) 「6月はそんなに熱中症の症状の方はあまり見られなかったが、8日も(熱中症の)患者さんがいて、点滴をして少し休んでいる方はいます。7月に入って2~3日は(熱中症の患者が)増えている印象はある」 白川院長は、熱中症にならないためには普段から汗をかくことが重要だと話します。 (東静岡クリニック 白川京佐 院長) 「体が(暑さに)慣れていないので、普段から熱に対して暑い気温や湿度で汗を出して体の熱を下げるような体の仕組みがあるんですが、その機能をフルに使っていけば(熱中症の)対応はできるのかなと思う」 暑さに慣れる為に手軽に汗を流す方法を聞くと・・・ (東静岡クリニック 白川京佐 院長) 「できたら30分くらい、そんなに暑くない時に歩くとか、シャワーで済ませずに夜は湯舟に浸かって入浴をするとか、そういったことで対応できるかなと思う」 県内では連日危険な暑さが続いています。だからこそ、梅雨明けしていない今のうちに、体を徐々に暑さにならすことが今年の夏を乗り切るためには重要かもしれません。