新米の概算金 4割程度引き上げ JA全農ひろしま
新米の流通価格の基準となるコメの「概算金」について、主要品種で4割程度引き上げられたことがわかりました。 コメの「概算金」はJAを通じて出荷する農家に支払われる前払い金で市場での販売価格に影響するとされています。 「JA全農ひろしま」によりますと県産の「コシヒカリ」は去年よりおよそ37%上昇し、1等米60kgあたり1万7000円、「あきさかり」は約41%上昇し1万5600円となりました。 これは夏の低温や日照不足などにより不作だった2003年以来の水準だということです。 JAは「概算金」の引き上げの理由について「全国的な品薄による需要の高まりに加え、農業資材や人件費など生産コストの上昇のため」としています。