【精神科医が指南】怒りの感情がスーッと消える「人間関係の整え方」ベスト1
誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる! ※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。 ● 他人に怒らなくなる方法 今日は、他人に怒らなくなる方法についてお話します。 他人に腹を立てて怒りっぽくなると、疲れてしまったり、怒りたくないのに怒ってしまうことがあります。でも、極力他人に怒らなくなる方法があるんです。 そもそも、他人に怒りをぶつけるときというのは、その人に期待したり、自分の思い通りにしたいという潜在意識が、無意識に働いていることが多いです。 「こうしてほしい」と思ったのに、相手はそうしてくれなかった。だから、怒りの感情がわいてくるのです。 ● 人を動かす 3つの要素 人を動かすのは、「愛情」か「恐怖」、場合によっては「損得勘定」も加わるといわれます。 怒ることによって相手が言動を変えたとしても、それは相手が「納得」して変わったのではなく、「怖いから」とか「面倒くさいから」という理由で、しかたなく変わっただけ。 根本的な解決にはなりませんし、むしろ怒ることで人間関係が悪化する可能性が高まります。 ● 怒らなくなる そもそもの選択肢 基本的に、他人との関係で考えるべきなのは、関わるか関わらないかという観点です。 関わりたい人には、愛情をもって接するとともに、過度な期待をするべきではありません。そうすれば、怒らなくても話は通じるはずです。伝えなくても、相手が察してくれるかもしれません。 一方で、怒りたくなるような、普通に話しても通じない人がいたら、怒りの感情をぶつけて変えようとするまでもなく、関わらなければいいのです。そうすれば、他人に怒る必要がなくなります。 ● 関わって楽しい人だけが 残るようになる アテクシもかつてはけっこう怒りの感情がわいてくることがありましたけれど、今ではそういうこともなくなりました。 他人に過度な期待をしないこともありますが、怒るようなことをする人とは、極力関わらないようにしているからです。 そうすると関わって楽しい、充実した時間を過ごせる人だけが残ります。 ● ほどほどに気がラクで 快適な日々が訪れる しょうもないことで怒りの感情がこみ上げてくる人は、だんだんと身の周りから遠ざかり、関わらなくてすむようになります。 こうして、怒りの感情と付き合う機会が減り、ポジティブな精神状態が整いやすくなります。 ある意味、ドライな人間関係を前提にすることになりますが、アテクシはそれで構わないと思っています。そのほうが、ほどほどに気がラクで快適だからです。 ※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
精神科医 Tomy