約半世紀の歴史に幕 イオン坂出店「最後の1日」 4年半後には新施設が誕生 香川・坂出市
KSB瀬戸内海放送
JR坂出駅の北側の「イオン坂出店」が2月29日、現在の建物での営業最終日を迎え、いったん「休業」となりました。 【写真】午後6時ごろには青果売り場は完売で「からっぽ」の棚も
(記者リポート) 「最終営業日、営業時間残りわずかとなりました。名残惜しむお客さんで大変賑わっています」 イオン坂出店は1974年4月に「ニチイ坂出店」として開業し、その後名前を変えながら約50年間この場所で営業を続けてきました。 坂出市がJR坂出駅周辺を再整備する基本構想を発表したことを受け、イオン坂出店は29日、現在の建物での営業最終日を迎えました。 (貴金属売り場) 「中に残っている商品全部千円で構いません。ほんとにありがとうございます。お客様」 午後2時ごろからは商品の最終処分などが始まり、午後6時ごろには青果売り場は完売で「からっぽ」の棚も。 坂出市は、坂出駅の北側のバスロータリー西側の空き地に新しい施設を建設し、2028年の秋までの利用開始をめざしています。図書館や子育てなどの機能に加えて、民間の商業施設が入居する拠点施設を整備する計画です。 (買い物客は―) 「駅と連携してもらって、家族連れが来やすいところにしてただきたい」 「こどもも大人も住みやすい街がいいです」 午後6時半、地元の高校生が感謝の演奏を披露しました。花束で最後のお客さんまで見送り……。 (イオン坂出店/稲田有子 店長) 「イオン坂出店は本日、49年間の営業活動をいったん終了したします。本日のご来店誠にありがとうございました」
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