PS男…キケ・ヘルナンデスがまたやった 千金2ランで大谷翔平と『かめかめ波』 ベーブ・ルースに並ぶ
◇16日(日本時間17日)大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ メッツ0―8ドジャース(ニューヨーク) ◆大谷翔平、125メートル特大弾に山本由伸も“OMG”頭を抱える【動画】 ドジャースは敵地のリーグ優勝決定シリーズ第3戦でメッツに8―0で完勝。シリーズを2勝1敗と一歩リードした。 『ポストシーズン(PS)男』が、またもやってのけた。キケ・ヘルナンデス(33)は2点リードの6回、2番手右腕ギャレットの内角高め142キロのスライダーをたたき、左中間に2ラン。4―0と試合の大勢を決する一発からベースを一周すると、ホームで待ち受けていた大谷翔平の胸に向かって「ボーン!」と『かめかめ波』を放つおなじみのポーズで喜び合った。 今季は究極のユーティリティーとして捕手と右翼以外の全ポジションを守り、投手としても敗戦処理で4試合に登板した。打撃は打率・229、12本塁打、42打点、メジャー通算でも11年間で120本塁打。だが、これでPS通算15号は、今PSに残っている4チームではヤンキースのジャッジを抜く最多で、歴代18位のベーブ・ルースに並んだ。 今PSだけでも6試合で打率・333(21打数7安打)、2本塁打と大当たり。また、パドレスとの地区シリーズは敵地サンディエゴの第4戦で2安打、この日も敵地ニューヨークで爆発し、ドジャースの公式X(旧ツイッター)は「キケが『ビッグアップル(ニューヨークの愛称)』をかじっているぞ」と報じた。 全米中継局FS1のヒーローインタビューで、ヘルナンデスは「サンディエゴでもファンは最高にすごくて、俺たちを憎み切っていた。そういう雰囲気の試合でプレーするのが好きなんだ。ここに来てもファンは同じだと分かっていた」と説明。また、「あと2勝すればワールドシリーズだけど、とにかく1戦1戦に集中し、勝つためにできることは何でもやる」と誓った。 大谷翔平選手(30)は8回にダメ押しの今PS2号3ランを放つなど4打数1安打、3打点1四球だった。
中日スポーツ